ネオ・オキスタ

　neogaiaさん、こんばんは。返信ありがとうございます。僕のコメントを楽しみにしていただき、とてもうれしく思います。これからも、野球眼（？）を磨き続けていこうと思います。

　前回のコメントで、沖尚についてのneogaiaさんの見解ですが、僕もまったくその通りだと思います。
　選手個々の能力だけでいえば、沖尚がダントツで凄いというわけでは決してないと思います。ですが、そつのない試合運び、ミスの少なさ、そしてここ一番という場面での攻守における集中力の高さは、他校の追随を許さない沖尚の強みだといえます。
　特に今年のチームは、集中力の高さ、勝負強さが沖尚の歴代のチームと比べてもずば抜けています。だからこの夏も、沖尚が甲子園で躍進する可能性は大いにあると思います。

　さて、僕は昨日、北谷球場で宜野座－具志川商業の試合を観戦してきました。結果はご承知の通り、宜野座が１－７で完敗しました。

　正直、宜野座の試合ぶりにはがっかりしました。もちろん選手は頑張っていましたし、点にならなかったものの、時折鋭い当たりを放つ場面もあったので、秋、春に比べると技術的には成長も見られました。
　僕ががっかりしたのは、宜野座の野球に「チームとしての意志」がまるで感じられなかったことです。
　先制を許した後も、点差を広げられた後も、じっくり球を見極めて粘るのか、それとも好球必打で積極的にいくのか、それが打者によって完全にバラバラでした。だから負けているのにとんでもないボール球を空振りしたり、逆に真ん中に入った甘い球をあっさり見逃すケースが目立ちました。
　確かに、具志川商先発の徳田君は、スライダーの切れが素晴らしい好投手でした。しかし、ストレートの球威はさほどでもないためか、ストレートでストライクを取る場面はあまりなく、変化球を多投していました。その変化球も、カウントを取りにくる球はさほど厳しいコースでもありませんでした。そのカウントを取りにくる球を狙い打つか、あるいはじっくり粘ってフォアボールを選ぶか、いずれかの策を取ればもう２，３点は取れたと思います。
　なのに、宜野座はそのいずれの策も取らず、勝てるチャンスをみすみすフイにしてしまった。はっきり言えば打線が打線になっていなかった。こんな野球をしていては、勝てるはずがありません。

　同じことを、僕は春の宜野座の試合（二回戦・本部に０－４で敗戦）を見た時にも感じていました。あれから三ヶ月、チームとしての成長はまるで感じられませんでした。僕はそれが、悲しかったです。

　また長々と書いてしまいました。次は、もっと明るいコメントを書きたいと思います。今回だけは本当に悲しかったので・・・すみません。

＞白球の記憶さん


こんばんは。
今回もコメント頂きありがとうございます。
そして返信が遅くなって申し訳ありませんでした。

夏の沖縄高校野球も、いよいよ来週の日曜日には代表校が決まりますね。
早いものです。毎年の事ながら球児達の輝く青春は一瞬です。

さて今回も素晴らしい内容の書込みに感謝申し上げます。


>選手個々の能力だけでいえば、沖尚がダントツで凄いというわけでは決
>してないと思います。ですが、そつのない試合運び、ミスの少なさ、そ
>してここ一番という場面での攻守における集中力の高さは、他校の追随
>を許さない沖尚の強みだといえます。特に今年のチームは、集中力の高
>さ、勝負強さが沖尚の歴代のチームと比べてもずば抜けています。

仰るとおりですね。沖尚はスーパーエースこそ擁していますが、
あのチームの強さは個々の能力というよりも、全体としての完成度の
高さにありますね。守備における連携プレーや多彩な攻撃の仕方など
チームプレーの良さが際立ちます。それは弛まぬ練習の成果と個々の
運動能力の高さは勿論ですが、チームとして「野球」をやる上で重要な
”野球脳”のレベルの高さに最も起因しています。そこから集中力の高
さや卒の無さ、ミスの少なさが生まれています。ですから今年の沖尚の
勝負強さは、同校歴代チームの中でも屈指と言って良いでしょうね。


>宜野座－具志川商業の試合を～技術的には成長も見られました。　
>僕ががっかりした～チームとしての成長はまるで感じられませんでした。 　

なるほど。流石は宜野座ファンであられる白球の記憶さんの意見ですね。
厳しくて辛らつな評価ではありますが、そこには深い愛情が感じられます。
私はこの夏の宜野座の試合は初戦一試合しか観戦していませんでしたが、
あの北山戦は投攻守ともに素晴らしいものでした。ただもう少し強いチーム
を相手にした場合、どんな野球を見せるのか興味はありましたが・・・

具商の徳田投手は直球・変化球ともに素晴らしいのですが、それよりも
マウンド捌きや駆け引きといったメンタル面に強かさを感じる好投手です。
また具志川商打線はクリーンナップの破壊力といい足を絡めた攻めといい、
それに接戦での勝負強さといい、かなりのレベルの高さを有しています。
そういう相手に対して戦うのは、個々人が己の技術力をぶつけるので無く、
やはり、仰るように「チームとしての意志」が重要になってきますよね。
その意思があいまいであればあるほどプレーは空回りしてしまうのでしょう。
そしてそれが徹底されていた以前の「宜野座」と、どうしても比較してしま
います。あの頃の宜野座は明確な意思の元でプレーの行えたチームでした。

ただあの頃はあの頃、今は今。選手達は皆それぞれの思いを込めて
高校野球に打ち込んできた訳ですから、彼らの集大成のプレーを純粋に
「高校野球の一つ」として暖かい目で見る事も、野球観戦の楽しみ方の
一つだと思います。とは言え愛着があればあるほど、どうしても
厳しい目になるんですよね（笑）。よ～くわかります（笑。
3年生達はもう終わってしまいましたが、充実感も後悔も全て含め、
宜野座で「高校野球」を全うした事が、今後の大きな財産となるでしょう。
そして下級生達は、新たな宜野座の歴史を作るべく今後一層練習に
励んで欲しいと思います。私が見た中では、2年生には素晴らしい選手が
結構目につきました。
ですから白球の記憶さん、宜野座はまだまだこれからも大きく期待
出来ますよね。新チームの成長を楽しみに待ちましょう！


PS:今回返信が遅れた事を改めてお詫び申し上げます。
　私は時々、諸事由でこのように遅れる事が多々ありますが、
　何卒ご理解の上、返信を気長に待って下さい。m(_ _)m