ネオ・オキスタ

　[沖尚のトップバッター・伊古聖選手は､ 抜群の長打力と出塁率を誇る]


沖縄尚学のブロックです。

第2シードの沖尚を中心としたブロックです。 このブロックには、センバツ優勝校で今大会の
優勝候補筆頭とも呼ばれる沖縄尚学を中心に、小禄、沖縄工、嘉手納、西原、沖縄高専、コ
ザ、本部、那覇商、南部商、名護商工といった注目のチームが揃います。

このブロックでは、やはり沖縄尚学が圧倒的な存在感を放ちます。 今大会屈指の大エース・
東浜巨をはじめタレントが多く揃う沖尚の戦力は群を抜きます。 センバツ後、休養と体力アッ
プに専念していた東浜は、先月24日の招待野球・対横浜戦では相変わらずのクレバーで冷
静な投球を披露。伸びのある直球とツーシーム、抜群の制球力は健在で、見る者を唸らせま
した。 打線の方も、 出塁率抜群の伊古聖・伊志嶺大地の1・2番コンビに､西銘生悟・仲宗根
一晟らの主軸は好機での強さを見せ、 捕手の嶺井博希の抜群のセンス、 高甫栄輝の気迫
溢れるプレーには 独特のオーラさえ感じられます。 勝負所での攻めの巧さ、 洗練された走
塁、そして高度な守備力といい、沖縄尚学は随所に他チームとは一味違うレベルの高さを伺
わせます。 ただこれまで課題と言われた打撃における破壊力不足の克服と、 上原亘・上江
洲圭・比嘉祥也といった東浜以外の投手陣の成長具合が､厳しい夏を乗り切る鍵と言えるで
しょう。 あと､このブロックで沖尚に続く有力チームに最初に挙げられるのは沖縄工業。投打
において中心となる宮城貴浩は､沖縄トップクラスの脚力に 強肩・強打と抜群の身体能力を
誇ります。 体格にも恵まれ、今年の沖縄を代表するプレーヤーの 1人と言えるでしょう。 主
戦の金城兵理も昨年から投打に活躍した好選手で､ 他にも有力な選手を擁し破壊力のある
攻撃力が自慢の沖縄工業は非常に恐い存在です。沖縄尚学と初戦でぶつかる名護商工は、
好投手の宮平賢記を中心に､ 昨秋4強まで進んだ実力校。 宮平の出来次第では､沖尚もい
きなり 苦戦を強いられる可能性があります。 沖縄高専は､ 大型左腕の山内祥平と、投攻守
にセンスの高さを見せる平安名啓介を軸に上位進出を伺います。 西原は3年生の島井寛仁
を中心に、スタメン中1.2年生が7人と若いチーム。 投打の中心・島井は沖縄一の運動能力
を誇る天才的プレーヤーです。 100メートル10秒台の脚力に遠投115メートル、強靭で柔
軟な下半身のバネから繰り出される打球は抜群の伸びを見せ、 1年半のブランクを感じさせ
ないセンスの良さを誇ります。 他にも 1年生の島袋翼・池味翔也といった好選手を擁する西
原の今夏の戦いには要注目です。また嘉手納にも池原有・真謝博哉らの有望な1年生が揃
います。好投手の真喜屋駿ら上級生とうまく噛み合えば､ 旋風を巻き起こす可能性があるで
しょう。 南部商には好左腕の金城功武に､ ロングヒッターの高良充紀・安座間貴勝ら魅力的
な選手が揃います。 春季大会で頭角を現した2年生･饒平名巧投手や強打者の並里康明ら
を擁する本部も楽しみなチームです。 昨夏4強の小禄はエース糸数青元を中心に相変わら
ず鍛えられた好チーム。コザ・那覇商も実力のあるチームで、上位進出を狙います。 ただこ
のブロックも浦添商業ブロックと同様に、沖縄尚学の優位は動かしようがありません。

このブロック1回戦の好カードには、「小禄vs沖縄工」「西原vs沖高専」「本部vs那覇商」、そ
して注目の「沖尚vs名商工」等が挙げられます。沖尚ブロックの組合せは、以下の通りです。

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