2009年07月31日
2009年07月30日
2009年07月29日
2009年07月28日
2009年07月27日
生還！１５シーン
[準決勝/中部商vs沖水： 沖水9回表､上原大の右犠飛で山田義貴が生還]
以下、2009年夏の沖縄高校野球･歓喜の生還シーンです。
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2009年07月26日
どうだ！
[２回戦/前原vs糸満：９回表２死､前原･安慶名健吾捕手が決死のブロック]
自信のプレー！ ジャッジは？
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2009年07月25日
攻守交代
2009年07月24日
2009年07月23日
日輪の中に
2009年07月22日
興南ナイン 甲子園出場おめでとう！
[夏の沖縄大会を制し冨里川奨也主将を先頭に優勝行進を行う興南ナイン]
熱闘が続いた第91回全国高等学校野球選手沖縄大会も19日に決勝戦が行われ、 興南高校の２年ぶり８度目の優勝で幕を閉じました。 まずは興南ナイン、我喜屋監督、 そして関係者の皆様、おめでとうございます。心から祝福いたします。
センバツでは延長戦で健闘するも、 悔しい初戦敗退を喫した興南ナイン。 あの春からナインは心技体ともに一層逞しくなり、 見事この夏も甲子園切符を獲得しました。 成長著しいチームは、春の忘れ物を手にすべく激戦続きの沖縄大会では並々ならぬ気迫を感じさせました。来る甲子園大会でも県大会同様に皆が一体となって、これまでの感謝の心を忘れずに伸び伸びとプレーして欲しいと願います。そして これまでのどのチームにも負けない熱いプレーを我々沖縄県民に、 そして全国の高校野球ファンの目に焼き付けて欲しいと願います。 まずは甲子園１勝へ、そして志を高く全国制覇へ向けて、チバリヨー興南ナイン！！
※ 興南高校は、８月８日から15日間の日程で兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される第91回全国高等学校野球選手権大会（主催：朝日新聞社､日本高等学校野球連盟）に、沖縄県代表として派遣されます。
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2009年07月21日
第91回全国高校野球沖縄大会・試合結果（最終日）
[興南vs中部商： 興南は５回表、右越え三塁打の山元弘太が逆転の生還]
興南が逆転で中部商を下し、春夏連続で２年ぶり８度目の夏甲子園へ！！
６月20日に開幕して 多くの激闘が繰り広げられた第91回全国高校野球選手権沖縄大会最終日は７月19日に最終日を迎え､ 北谷公園野球場では第１シード・興南と第２シード中部商との間で決勝戦が行われました。 試合は３回裏に中部商が先制するも４回表に逆転に成功した興南が、 その後の中部商の猛追をかわして センバツ大会に続く春夏連続で２年ぶり８度目の夏優勝を果たしました。
北谷球場で行われた決勝戦「興南vs中部商業」は 興南が今大会初登板の石川清太､ 中部商業が連投の根間孝太と､３年生本格派右腕同士の先発で始まりました。試合はまず中部商業が先制。３回裏の中部商は、この回先頭の上間が左中間への二塁打で出塁すると、死球と敵失で無死満塁としたところで、嶺井が二遊間突破の中前適時打を放ち１点を先取しました。なおも無死満塁と続いた場面で興南は先発・石川に代えて２年生左腕エースの島袋洋奨を投入。 その島袋は後続を右飛に抑えると、 気迫の投球で仲里孝・山川と続く強打の３・４番を連続三振に斬って取り追加点を許しませんでした。 対する興南は４回表､ この回先頭の石川が二遊間突破の中前安打で出塁すると、 暴投と敵失・盗塁で無死２３塁としたところで山川がスクイズを決め同点に追い付きました。 中部商は４回裏に この回先頭・糸数の左中間を深々と破る三塁打で無死３塁とするも、 後続が三振と遊飛併殺に打ち取られ 勝ち越しの好機を逃しました。 一方の興南も５回表、この回先頭の山元が右越えの三塁打を放ち無死３塁とすると、暴投で三走・山元が生還して逆転に成功。更に安慶名の右前安打等で２死２塁とすると､石川の三遊間突破左前安打が敵失を誘って二走生還､ ３ー１と点差を広げました。 何とか追い付きたい中部商は８回裏、この回先頭の嶺井が三遊間を破る左前安打で出塁すると、新里も意地のセーフティ内野安打で続き 更に犠打で１死１３塁としたところで、 山川が三塁前イレギュラーの強烈な左前適時打を放ち１点を返しました。 なおも中部商は糸数の右前安打で１死満塁と攻め立てましたが､ またしても島袋に後続を断たれ 追加点はならず。 そして興南は９回表、1死無走者から四球と敵失等で２死１２塁とすると 島袋が三遊間突破の左前適時打を放ち再び点差を２点としました。 粘る中部商は９回裏、 １死無走者から平良が二遊間への内野安打で出塁すると 嶺井の強烈な一塁右への当たりが､ 直前に守備に就いた一塁手・眞榮平のミットに収まり併殺で万事休す。試合は興南が４－２で中部商を振りきり、２年ぶり８度目の夏制覇とセンバツに続く春夏連続の甲子園出場を決めました。
第１シードの興南と 第２シードの中部商業。 名実ともに沖縄最強のトップ２による決勝戦は、実力伯仲の両校の気迫と気迫がぶつかり合い、一球たりとも目が離せない白熱した展開となりました。まず驚かされたのが興南のスターティングオーダー。ここまで島袋一本で勝ち抜いてきた興南が決勝の大一番にマウンドに上げたのが３年生右腕の石川清太で、まるで２年前の浦添商との決勝再試合を彷彿させるサプライズ登板に超満員のスタンドはざわめきました。そして三塁手の冨里川が左翼に入り、一塁には銘苅が入るという我喜屋マジックに中部商ベンチも驚いたのでは無いでしょうか？ さてその石川ですが､ 復活を完全に印象付ける素晴ら しい立ち上がりで ストレートも最高の走りを感じさせ､ 相変わらずのマウンド度胸は惚れ惚れするほどでした。これで甲子園でも磐石の厚みを持った投手陣で挑める事でしょう。石川は３回に不運な失点こそ許しましたが、 もう少し余裕のある展開であれば 充分に長いイニングを任せられると思います。 そして３回に先制された後 無死満塁でようやくエース島袋洋奨が登板しましたが、この場面はこの試合最大の見せ場でした。 ハイライトは､ ３番・仲里孝を三振にとった後の 主砲・山川との対戦。 沖縄ナンバーワン投手の島袋対ナンバーワンスラッガー山川穂高との勝負はいきなりノースリーの瀬戸際まで行きましたが､ そこから威力抜群の内角ストレートが続きツースリー。 更に厳しく内角を突くも、山川も負けじと圧倒的フルスイングで応えて２球連続のファウル。 そして８球目に島袋が投じた球は、ここに来ていきなり渾身のストレートがアウトローへ！ 山川のバットは微動だにせず､球場全体が大きく揺れました。 島袋はその後も、４回裏の無死３塁、８回裏の１死１３塁を気迫の投球で切り抜けて見事夏沖縄大会の優勝投手に輝きました。 もともと文句無しの最高評価を受けていた島袋ですが､ この夏の準決勝・決勝で中部商・八重山商工といった 抜群の攻撃力を誇るチームを相手に 連投で死闘を制した経験は、彼を更に一回り大きく成長させた事でしょう。 来る夏甲子園でも間違いなくスーパーサウスポーの快投が大きく期待出来ると思います。
興南は４打数３安打を放った切込み隊長･山元弘太と５打数３安打の石川、両３年生の活躍も大きく光りました。 １年時の夏甲子園でもスタメンで出場した経験を持つこの二人の信頼感は抜群で、３年生になって更に大きく頼れる存在となりました。打撃だけでなく守備でも優れた働きを見せる山元と石川。とりわけ石川の群を抜く強肩は､３回裏に先制された後の無死満塁での右飛、８回裏に1点返された後の１死１２塁での右前安打ではともに走者の生還を躊躇させて追加点を阻みました。８回裏にはなおも２死満塁から右邪飛をダイビング好捕するなど、気持ちの乗ったプレーで強い意欲を感じさせました。野手陣で他に目立ったのは捕手の山川大輔と外野の慶田城開。 もともとセンスに満ちたこの両２年生はこの夏更に開花､ 山川の圧倒的強肩と慶田城の攻守に渡る安定感は興南の大きな強みと言って良いでしょう。また打撃に定評のある我如古盛次も非常に安心感を持たせてくれる選手になりました。後は国吉大陸 ・真榮平大輝・安慶名舜・伊禮伸也､そして主将の冨里川奨也らに本来の調子が戻れば甲子園でも大いに期待出来るでしょう。特に責任感の強い冨里川は、余計な事を考えずに伸び伸びプレー出来れば､きっと大復活を果たして活躍出来ると思います。興南には、なにしろ稀代の名将・我喜屋優監督がいます。 この日の決勝戦でも 采配･選手起用で抜群の冴えを見せました。 過去の甲子園では未だ本領発揮出来たとは言えませんが、この夏は必ず期待に大きく応えてくれる事でしょう。
さて中部商ですが、わずかな差で一歩及ばず涙を飲みました。現中部商の３年生は､ 一昨年の１年生大会を圧倒的な力で制した世代最強の選手達。 もともと個々の力量ではずば抜 けた面子でしたが､ それと同時に脆さも同居していました。しかしこの最後の大会では投打と もに本来の実力が大きく開花､ 非常にパワフルな野球で夏の沖縄を大いに沸かせてくれました。 特にエース・根間孝太の成長には目を見張るものがありました。準決勝を152球の熱闘で投げ抜き真夏の連投による疲労が心配される中、決勝でも最強の興南を相手に見事140球を投げ抜きました。敗戦投手となったからには本人は悔いが残るでしょうが、精一杯全力を尽くした結果には大きく胸を張って良いと思います。それ程、この夏の根間の投球には胸を熱くするものがありました。沖縄屈指の打線では、やはり主砲の山川穂高の存在が飛び抜けていました。 見るからに屈強で、打席での迫力は怖いくらいのオーラに満ちています。そして放たれる打球がまた圧巻。 過去の沖縄高校野球の強打者達と比較しても､ 山川の力量は１.２を争うでしょう。 この決勝戦では興南・島袋から最初の打席で三振を喫しましたが、その後は連続安打を放ち結局３打数２安打とものの違いを見せ付けました。 ３番の仲里孝也は決勝戦こそ揮いませんでしたが、３本の本塁打を放ったように大会を通して大きく活躍しました。下級生の頃から唯１人スタメンを任されたほど優れたセンスに定評がありましたが､ 彼もまた最後の夏に 一際大きく花開かせたと言えるでしょう。 他にも糸数翔・嶺井琢磨・山内智晴・上間智晴といった強打者を多く擁した中部商打線は､ 決勝戦でも興南の誇る石川・島袋の投手陣から長短10安打を放ち、奪三振マシン島袋から喫した三振は６個のみと、その高い打撃力を存分に発揮しました。 ただ最後まで不安を抱えていた守備力において 決勝戦では勝負所で破綻を見せましたが､ 輝くような躍動感溢れるプレーの数々は魅力的でした。 最後の嶺井の打球は、 残念ながら 野球の神様が興南を選んだとしか言いようの無い結果に終わりましたが、本当に素晴らしいチームだっと思います。 全国の数ある高校の中でも 甲子園の土を踏めるのはほんの一握り。たとえ望みは叶わなくとも最後の最後まで必死に夢を追い続けた彼らのひと夏の煌きは、 眩いくらいに尊いものでした。 中部商業ナイン、 素晴らしい夏をありがとう。そして大きな感動をありがとう。
なお優勝した興南は、 ８月８日から15日間の日程で兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される第91回全国高等学校野球選手権大会（主催：朝日新聞社､日本高等学校野球連盟）に、沖縄県代表として派遣されます。
第91回全国高校野球選手権沖縄大会・トーナメント表
http://neogaia.ti-da.net/e2507528.html
[興南vs中部商： 中商は3回裏無死満塁、嶺井琢磨が先制の中前適時打]
[興南vs中部商： 興南は3回裏無死満塁で、代わった島袋洋奨が 好救援]
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