ネオ・オキスタ

  

[今年引退となった 中日・デニー友利投手。2007年3月 読谷球場にて。]


今シーズンオフ、 沖縄出身のプロ野球選手が引退しました。 中日・デニー友利投手、
横浜・佐久本昌広投手、 楽天・徳元敏投手、 ソフトバンク・稲嶺誉選手の4選手です。
これまでの数年間、我々ファンを沸かせてくれた4人の選手達に心から感謝致します。


------------------------------------------------------------------------  続きを読む

　土曜の午後は　のんびりと
　

------------------------------------------------------------------------  

　歓声に　茅萱の白穂　ゆらゆらと
　

------------------------------------------------------------------------  

[2007/11/25（日）沖尚vs浦商：寒風吹きすさぶ浦添商グラウンドにて。]


25日、寒空の浦商グラウンドにて練習試合 「沖縄尚学vs浦添商業」 が行われました。

高校野球では12月1日から翌年3月の第2土曜日前日まで対外試合が禁止されてい
ます。いわゆるシーズンオフです。 この日の練習試合は、両校にとって実質的に今年
最期の試合となりました。


------------------------------------------------------------------------  続きを読む

　水と光を　いっぱい浴びて
　

------------------------------------------------------------------------  

[社会人野球の名門・かずさマジックで頑張る、ルーキーの羽地達洋選手]
(画像提供：くわのみさん。：2007/8/21撮影。)


2006年春夏の甲子園で旋風を巻き起こした八重山商工。その中心打者として4番に
座り、金城長靖選手（沖縄電力）らと共に猛打を揮ったのが羽地達洋選手です。

現在は千葉県の名門社会人野球チーム「かずさマジック」に所属し、 2年後のドラフト
指名に期待が懸かります。 168cmと小柄ながら72.5kgの体格でパンチ力抜群。ま
た類稀な野球センスと野球頭脳を兼ね備えており、かずさマジックではルーキーなが
らスタメンに名を連ねる事もしばしば。

近い将来、同期のロッテ・大嶺祐太投手らとともに プロの舞台でプレーする日を夢見
て厳しい本土の社会人野球の世界で頑張る羽地達選手の近況を、くわのみさんから
届けられた写真を元にお届けします。


------------------------------------------------------------------------  続きを読む

[高卒ルーキーながら今年は1軍での先発も務めたロッテ・大嶺祐太投手]
(画像提供：くわのみさん。：2007/5/29撮影。浦和球場。)


去年の2006年ドラフト会議では沖縄県から3人の選手がドラフト指名を受け、プ
ロ野球の世界へ飛び込みました。 大嶺祐太投手（八重山商工高-千葉ロッテ：高
校生ドラフト1巡目）、 糸数敬作投手（中部商高-亜細亜大-日本ハム：大学・社会
人ドラフト3巡目）、 大城祐二選手（沖縄水産高-TDK千曲川-阪神：大学・社会人
ドラフト5巡目）です。

皆大きな期待を背負って入団しましたが、 それぞれの初年度はどうだったのでし
ょうか。とりあえず今年1年、彼らのルーキー年度を振り返って見たいと思います。


------------------------------------------------------------------------  続きを読む

[ドラフト候補としても注目される強肩強打の好選手、沖電・狩俣達也選手]


来年度の沖縄は、高校生投手を中心にドラフト候補が大勢います。 特に有望
視されるのは、 センバツ出場が有力視される沖縄尚学の右腕・東浜巨投手と、
浦添商業の速球派右腕・伊波翔悟投手。その他、大学・社会人にも注目株は
います。

以下に、2008年度のドラフト候補になりそうな沖縄県出身選手を記載します。
（但し、沖縄県内のチームに所属する他府県出身の選手も含む）


------------------------------------------------------------------------  続きを読む

[手前背番号48は、04年ドラフト5巡目指名のヤクルト・上原厚治郎投手]


19日の大学・社会人ドラフトで、北谷高校出身で東京情報大のスラッガー・
伊志嶺忠捕手が3巡目指名を受けましたが、沖縄からは過去にも多くの名
選手達がドラフト指名を受けました。 今年の伊志嶺選手で実に42人目（延
べ人数で43人目） の指名です。 また2000年ドラフト会議から今年で8年
連続の指名となりました。 過去に指名を受けた選手達には、華々しい実績
を残した者、夢半ばに引退していった者など様々な選手達がいました。

以下に、沖縄県出身者で過去にドラフト指名を受けた選手達を記載します。
（但し沖縄県内の高校を卒業した他府県出身の選手も含む）


------------------------------------------------------------------------  続きを読む

[楽天から3巡目指名を受けた東京情報大･伊志嶺｡写真はオープン戦より]


伊志嶺「打てる捕手に」／大学・社会人ドラフト

目標は 「打てる捕手」。 １９日に東京都内で開かれたプロ野球の大学生・社会人ド
ラフトで、 楽天に３巡目指名された伊志嶺忠捕手 （北谷高―東京情報大）は、 プ
ロ入りに向け、早くも闘志を見せた。 １年時から４番を打つ強肩、強打の伊志嶺は、
球界を代表する名捕手だった野村監督の下でのさらなる飛躍を誓った。

強肩・強打・俊足　ノムさんの下で飛躍誓う

「希望通りで、うれしいです。 実感はわかないですが」。 楽天から指名を受けた捕
手・伊志嶺忠（北谷高―東京情報大４年）は、しっかりとした口調で話す。
テレビ中継で、 ３巡目指名を知った伊志嶺。 「もっと後ろの方だと思っていたので、
びっくりした」。 本人は謙虚に語るが、 球界を代表する捕手だった 野村克也監督
の目にかなった実力は本物だ。
遠投１１５メートルの強肩。５０メートル６秒２の俊足。 大学通算１３本塁打、３年時
の千葉県大学秋季１部リーグでは打率４割２分の成績を残した。 パワーだけでな
く、左右に打ち分ける器用さも備える。 だが、 同大学の小島尚希コーチが評価す
るのは、その身体能力や技術だけではない。 「何よりも練習熱心。 精神的にも強
い」とプロ入りに太鼓判を押す。
それを裏付けるように、 伊志嶺は大舞台で戦うため、さらなるレベルアップを図る。
「捕手としては小さいほうなので、下半身を中心に鍛える。 打つのも守るのも全体
的に技術を伸ばしていきたい。目標は『打てる捕手』 の巨人の阿部選手」と力強く
語った。

[10月20日付　沖縄タイムス朝刊より抜粋]


東京情報大・伊志嶺忠の 楽天からの3巡目指名は、 沖縄野球ファンにとって非
常に 嬉しいニュースです。 北谷高校時代から 強打のドラフト候補として 注目を
集めていた伊志嶺。 東京情報大・小島コーチが仰るように 大学に進学してから
も その才能を 伸ばし続けたのは 本人の 弛まぬ努力が あったからこそでしょう。
本人も言うように 今年は春先に負った 右手有こう骨骨折の怪我で 公式戦出場
がほとんど無かったので、 指名に関しては 若干の不安がありました。 それでも
彼の実力を評価してくれた 楽天イーグルスには 感謝致します。 楽天には 去年
ルーキーながら正捕手の座を射止めた嶋選手がいます。 一つ上の嶋選手とは
今後とも お互い切磋琢磨して、 野村イズムを継承するような 素晴らしい捕手に
育って欲しいと強く願います。


------------------------------------------------------------------------  続きを読む

[対日本通運：先制2塁打を放った沖電・山城尚悟｡写真はオープン戦より]


沖電１回戦惜敗　社会人野球日本選手権

第３４回社会人野球日本選手権第４日は１８日、京セラドーム大阪で１回戦３試合
が行われた。九州第３代表で初出場した沖縄電力は７年ぶり１１回目の出場の強
豪・日本通運と対戦し、１―２で惜敗した。
沖縄電力は４回裏に６番山城尚悟の左翼線への適時２塁打で先制したが、 直後
の５回表に同点にされる。均衡が破れたのは８回表。日通の主将で県出身の８番
新垣道太 （沖縄水産―駒澤大）の左前適時打で決勝点を奪われた。　成底和亮、
仲田享司、知花訓の３投手が 日通打線を６安打に抑えたものの、 打線が７安打
を放ちながら９残塁とつながりに欠け、１点しか挙げることができなかった。

[10月19日付　琉球新報夕刊より抜粋]



▽第３４回社会人野球日本選手権大会

11月18日・京セラドーム大阪

▽一回戦

日本通運　000 010 010 - 2
沖縄電力　000 100 000 - 1

（日）益田、園田、古澤 - 永井
（沖）成底、仲田、知花 - 古謝

三塁打＝山根（日）
二塁打＝新垣（日）、山城（沖）


沖縄勢にとって初めての出場となった社会人野球日本選手権。 奇しくも初戦の相
手となった日本通運では沖縄出身の新垣道太選手（沖縄水産高-駒沢大）が主将
を努めていました。他にも津波古優治選手（興南高-国際武道大）や仲村渠努コー
チ（弥富高）ら県出身者が揃います。 そして沖電・悲願の全国勝利に引導を渡した
のは、新垣道太選手でした。 しかし敗れたとはいえ、社会人トップクラスの日本通
運相手に 接戦を演じた事は、 今後の沖縄社会人野球界において 大きな礎となる
事でしょう。 また 県外社会人チームで頑張る県出身選手にとっても大きな励みに
なったと思います。 沖電初の日本選手権出場は、沖縄界において 非常に意義深
いものとなりました。


------------------------------------------------------------------------  続きを読む