ネオ・オキスタ

　沖縄尚学の先発・エース東浜巨は、 貫禄充分の 5イニング無失点。




　浦添商業の先発・エース伊波翔悟は、圧巻の快速球を披露しました。




　5回裏沖尚。この回先頭嶺井の右中間二塁打が先制点のきっかけに。




　5回裏沖尚。1死23塁で3番の西銘が三遊間へ適時打。この回3点目。




　沖縄尚学の二番手は 大型左腕・上原亘。 威力あるストレートで圧倒。




　浦添商業の二番手・上地時正。4イニング無失点の快投を演じました。




　9回表浦商。5番宮平はこの日2打点目となる2本目の中超え二塁打。




　9回表浦商。7番仲里が中前適時打、土壇場で同点に追いつきました。




　試合は延長無しの9回まで。両者譲らず3-3の引き分けに終わりました。



来年のセンバツ出場を ほぼ確実にした沖縄尚学と、 その沖縄尚学に秋季大会で激
戦の末に敗れた 浦添商業。 ともに沖縄県を代表する好投手を擁し、 野手にも好選
手が揃います。 投攻守において 両校の実力差は紙一重で、互いに高いレベルで競
い合うライバル校同士。 その両校、今年は 春季大会・夏の選手権・秋季大会と こと
ごとくぶつかっており、何やら因縁めいたものも感じます。

今年の沖縄高校野球を代表する 両校の戦いは 練習試合とは言え、 どちらもベスト
メンバーで挑み 激しい火花を散らしました。 沖尚先発がエース・東浜巨、 浦商先発
も エース・伊波翔悟。 お互いの意地と意地がぶつかり合った試合は 見応え充分で
した。

来春には 全国の強豪校と戦うであろう沖縄尚学にとって、 仮想「全国」という意味で
も対浦添商は大いに意義があったと思います。この日の試合はこの冬のトレーニン
グに向けて 色々と課題が見つかった事と思います。 近年にない戦力を擁する 今年
の沖縄尚学ですが、 一冬越えて更にスケールアップして、必ずや全国の頂点を 再
び掴む事を大いに期待しています。

一方の浦添商業ですが、この日の試合で改めて自信を深めた事と思います。 特に、
この試合二番手で投げた上地時正投手の成長は 大きな収穫です。 伸びのある直
球に切れ味抜群の変化球は、 この日投げた投手の中でも光っていました。 エース・
伊波に続く好投手の進化で 浦添商は一段と凄みを増しました。 毎年一冬越して戦
力アップする浦商ですが、来春県大会での戦いぶりが益々楽しみになってきました。

沖縄尚学は甲子園で、浦添商業は春季県大会で、それぞれ結果を出す事でしょう。
そして 来夏の沖縄大会では、ハイレベルな両校の激突がファンを酔わせるでしょう。


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