ネオ・オキスタ

[中部商vs八商工：9回表の中商、2死から同点打の半田が逆転の生還。]


中商が奇跡の逆転で八商工を撃破！沖尚・浦商はコールド勝ち！

第57回沖縄県高校野球秋季大会十二日目は北谷公園野球場・沖縄市野球場・
糸満市西崎球場の3球場で2回戦2試合と3回戦6試合が行われました。

沖縄市野球場で行われた第1試合、2回戦の「沖縄尚学vsコザ」は、 第3シード
で優勝候補の沖縄尚学が11-0の7回コールドでコザに圧勝しました。この試合、
沖尚のエース東浜巨は6イニングを投げ、先頭打者からの6者連続を含む10奪
三振の快投を演じました。 第2試合、2回戦の「浦添商vs本部」は、同じく優勝候
補の浦添商が、初回に2ランスクイズ等で3点を先制。 その後も得点を重ね、7-
0の7回コールドで本部に大勝しました。第3試合の3回戦「名護vs美来工科」は、
名護が延長10回の熱闘の末、3-2で美来工科に競り勝ちました。

北谷公園野球場では3回戦3試合が行われ、第1試合「沖縄工vs石川」は、第2
シードの沖縄工が3-0の完封で石川を下しました。続く第2試合の「名護商工vs
浦添」は、名護商工が延長10回の末6-5で浦添にサヨナラ勝ち、激戦に終止符
を打ちました。第3試合の「糸満vs前原」は、前原が先制するも糸満が逆転で7-
2と快勝しました。

糸満市西崎球場では3回戦2試合が行われ、 第1試合の「中部商vs八商工」は、
第1シードで優勝候補筆頭の中部商が 9回表2死から逆転、 7-6のスコアで強
豪の八商工に7-6と辛勝しました。 この試合、 中部商が 初回に八商工の左腕・
波平の立ち上がりを攻め、 稲福の左線適時2塁打等 4安打を集中して3点を先
制するも、 その裏の八商工は、すかさず天願の左中間適時打等3安打で2点を
返し、 更に 2回裏には嘉数・知花の連打の後1死から 金城が同点中前適時打。
そして 川門の安打で1死満塁としたところで 大嶺が逆転の右犠飛、更に浦崎の
2塁強襲安打で1点を加え5-3と、中商先発のエース湧川をKOしました。 ところ
が4回表の中商は 新城・伊波の連打の後、平良の右前適時打で1点を返し 1死
13塁とした所で、 上間の1塁ゴロの間に3走の伊波が生還し 同点に追い付きま
した。 そして 同点で迎えた6回裏の八商工は、 安打で出塁した知花が暴投で2
塁に進んだ後、金城が三遊間に適時打を放ち6-5とリードしました。 試合はその
まま最終回まで進み、 9回表の中商は、先頭の代打・仲里が死球で出塁した後、
次打者三振で1死1塁。 ここで続く上間の当たりは遊ゴロとなり 併殺かと思われ
ましたが、かろうじて1塁はセーフ。 そして3番主将の半田が中前に弾き返し、そ
れを八商工の中堅手が後逸して 1走に続き打者・半田も生還、7-6と試合をひっ
くり返しました。両チーム併せ22安打の壮絶な打撃戦は、中商が起死回生の勝
利で8強へ進出しました。第2試合の「小禄vs豊見城」は、昨夏準々決勝の再現
となりましたが、初回に4点を先制した小禄が中盤豊見城の追い上げに1点差に
迫られるも、後半突き放し6-3で快勝しました。

大会13日目の29日・土曜日は、北谷公園野球場で3回戦2試合が行われます。


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