2007年02月15日

ソフトバンク・新垣渚1

白球

渚、シュートに手応え

ソフトバンク 主力6人”競演”
ソフトバンクとなって過去最高の、42000人もの来場者(球団発表)を集めた3連休初日、ブルペンが大いに盛り上がりを見せた。一時はエース斉藤和、和田、新垣、杉内の先発陣に、中継ぎの藤岡、抑えの馬原と6人が勢ぞろい。王監督の見つめる中、豪華な”競演”が実現した。

生きた球の感覚を確かめようと打席に立った打撃陣も、中軸を期待される松中、小久保、多村の3人と、負けず劣らずの陣容。今キャンプで1500球を投げ込むと意気込む和田は「小久保さんに立っていただいて、コースの確認になった。実戦に近い形で投げられた」と大歓迎した。

目立ったのは打者を模した人形を右打席に置き、ブルペンの一番端で黙々と投げ込んだ新垣。習得中のシュートは人形を3度も直撃したが「思い切り内を突くような気持ちで投げないと。(実戦でも)いけると思う」と手応えをつかんだ様子だ。

王監督は「ピッチャーはだいぶ腕が振れるようになった。あの連中(主力)は安心して見ていられる」。過去最高の人出と、自慢の投手陣の順調な仕上がりに、ご満悦だった。(小梅)。

[2月11日/琉球新報朝刊より抜粋]

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新垣がシュートを覚えるという事で話題になっています。確かキャンプが始まった頃の西スポでは、たとえマスター出来なくても情報戦略で相手に意識させる、というような事が書かれていたような・・・!?
ここ数年は、無敵を誇った鬼スライダーもパターンを読まれて打ち込まれてきています。新垣に右打者の内を突ける変化球が備われば相手チームはいやでしょうね。

更に今年から採用される新ストライクゾーンは、新垣にとっても追い風となりそうです。内角は従来どおりですが、外角にボール1個半広くなる新ゾーン。WBCや五輪などの国際大会に沿った採用だそうですが、打者にとっては想像以上の広がり方だそうです。

もともと、ほとんど外のスライダーだけで勝負してきた新垣。内角に差し込むシュートをマスターすれば、他のどの投手よりも新ゾーンの恩恵を受ける事が出来きるでしょう。

それとシュートを覚える事は、新垣の本来の持ち味である速球を活かす事にもなるようです。新垣のストレートには、シュート回転する悪癖があります(右手の中指が極端に長いのが原因らしいです)。変化球のシュートをマスターすると、シュート回転ストレートの矯正にもなるようです(原理はよくわかりませんが)。

新垣にとって、まさに一石二鳥の変化球です。更なる進化を遂げる為にも、是非マスターして欲しいものです。

新垣 内角殺法 新球シュートで20勝だ
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/hawks/
20070211/20070211_003.shtml

[2月11日/西日本スポーツサイト]

「ケンジくん人形」の首落ちた…鷹・新垣“殺人シュート”だ!
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200702/bt2007021103.html
[2月11日/サイケイスポーツサイト]


2月11日にはフリー打撃でも初登板、さっそくシュートを試したようです。
しかし、いまいちだったようです。

ソフトB新垣新球シュートを試投
http://kyusyu.nikkansports.com/baseball/professional/hawks/
p-kh-tp0-20070212-155321.html

新球をフリー打撃で川崎を相手に初めてテストした。「まだ(打撃)ケージの中で投げるのは慣れない」と慎重で、外角へ3球だけ投げた。全体では42球中、7本を安打性の打球にされた。「今日は(フリー打撃登板が)最初だから感覚を確かめた。杉さん(杉本投手コーチ)も『まあまあいい』と言われました。シュート? …60点
[2月12日/九州日刊スポーツサイト]


真っ赤に燃えた夕焼けチャリトレ 新垣【18】
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/hawks/sensyu/
20070212/20070212_007.shtml

先発4本柱の一角を担う新垣がフリー打撃で新球シュートを“試投”した。川崎の外角に3球、井手の内角に2球投じたが、手応えをつかんだ様子。「味方にインコースは投げにくいけど、厳しくいけた部分もある。デキは50から60%ぐらい。ここから徐々に上げていきたい」。
[2月12日/西日本スポーツサイト]


投手陣誇らしげ 杉本コーチ【85】
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/hawks/sensyu/
20070212/20070212_006.shtml

フリー打撃に登板した和田、新垣、馬原の3投手に、杉本投手コーチも目を細めた。「3人とも良かったよ。順調に仕上がっているんじゃないかな」。
[2月12日/西日本スポーツサイト]


2月13日のフリー打撃登板では、そこそこの感触を得たようです。

シュートに手応え 新垣【18】
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/hawks/sensyu/
20070214/20070214_002.shtml

直球、カーブ、スライダーに加え、習得中のシュートも試投した。「内角のシュートも試せたし、感覚は良くなっている。もっと投げ込んでいきたい」。
[2月14日/西日本スポーツサイト]


ソフトB新垣がフリー44球で安打性2本
http://kyusyu.nikkansports.com/baseball/professional/hawks/
p-kh-tp0-20070214-156182.html

自慢のスライダーに加え、習得を目指すシュートを織り交ぜ、安打性のあたりは2本と格の違いを見せつけた。「シュートで右打者の内角をつく練習ができた。シュートはいい感じで放れるようになってきているし、もっと精度を上げていきたい」。
[2月14日/九州日刊スポーツサイト]


王監督 予想上方修正「先発4本柱×20勝」 新ストライクゾーン方程式
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/hawks/
20070215/20070215_002.shtml

王予言、今季は4本柱で80勝だ! 福岡ソフトバンクの王貞治監督(66)が14日、今季の先発4本柱の勝利数予想を「各20勝、計80勝」に上方修正した。外角に広がる新ストライクゾーンと144試合への試合増の影響で「今季は20勝投手が出る」と予想。特に12球団屈指の先発陣を形成する斉藤和、和田、新垣、杉内は20勝の資質は十分なだけに、昨季までの合言葉「4人で60勝」を超える可能性もありそうだ。
[2月15日/西日本スポーツサイト]



王監督は、新垣に今期20勝のノルマを与えています・・・実際厳しいと思いますが。
毎年シーズンが始まると、新垣の投球にはドキドキします(不安70%、期待30%くらい?)。
去年のスタートは良かったのですが、未だに安心できないのです。

とは言え「新垣渚」には計り知れない魅力を感じてしまいます。
超速球、わかっていても打てないスライダー、そして三振の山を築く!!
速球は新垣の原点です。あの球があるからこそ、あのスライダーが生まれたと思います。新たにシュート習得に取組む事はとても大事です。そして持ち前のストレートをもっともっと磨いて、怪腕・新垣の存在を示して欲しい。


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Posted by neogaia at 23:55 │新垣渚