ネオ・オキスタ

　[健闘空しく初日で甲子園を去った嘉手納ナイン。※ 写真は県大会より]


　嘉手納、花咲徳栄の左腕エース五明の前に２安打の完封負けを喫す･･･

　本日２１日、第８２回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、３月２１日から１２日間）が兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕、 午前９時から開会式が行われました。 入場行進は昨年優勝の清峰（長崎）と準優勝の花巻東（岩手）に続き、北照（北海道）を先頭に出場３２校が北から順に行われ、九州地区代表として沖縄県から出場した嘉手納は３１番目､興南は３２番目のしんがりを務め、堂々の行進を演じました。
　
　そして この日の第二試合で登場した九州地区代表の嘉手納高校は、関東地区代表の花咲徳栄高校（埼玉）との一回戦を戦いましたが健闘空しく０-４で敗れ、初日で姿を消しました。
　嘉手納が右腕の池原有、花咲徳栄が左腕の五明と 両エースの先発で始まった試合は、 まず２回裏に花咲徳栄が先制。 この回の花咲徳栄は 四球と２本の内野安打で得た１死満塁の好機に９番の英が押出しの四球を選び１点を先取。 その後は 抜群の制球力を見せる花咲徳栄・五明と嘉手納・池原が粘りの投球を演じて 緊迫した投手戦が展開されましたが、７回裏の花咲徳栄は１死無走者から佐藤の左前安打と大塚の内野安打で１死一三塁とすると 木村が初球スクイズを決め､ 更に２死二塁から戸塚が遊撃手前でイレギュラーする左前適時打を放ち、この回２点を追加しました。花咲徳栄は８回裏にも、この回先頭の橋本が内角低めを右翼席へ叩き込み１点を追加、嘉手納先発の池原をＫＯしました。
　嘉手納は、打線が花咲徳栄・五明の左腕からのキレの良いストレート・スライダー・カーブと低めに制球される抜群の制球力に翻弄され、 ４回表の山内の左中間安打と ６回表の野原の内野安打等で二塁まで２度走者を進めた以外は ほとんど見せ場がなく､ 結局 わずか２安打の完封負けを喫しました。 しかし先発・池原の粘投や山城星也の好救援､ 捕手・眞謝博哉の好守備など守りの面では充分に実力を発揮しました。 ただ淡白な攻撃も相まって、投打に力量で上回った花咲徳栄の前に完敗という結果で 初の甲子園を後にしました。


第８１回選抜高等学校野球大会・試合結果 （初日）

▽2010年3月21日（日） 阪神甲子園球場

初日

▽1回戦・第2試合 （開始13:50、試合時間1時間45分、観衆：27000人）

嘉　手 納（九州・沖縄） 000 000 000 - 0
花咲徳栄（関東・埼玉） 010 000 21x - 4

（嘉）池原、山城 - 眞謝
（花）五明 - 木内

本塁打＝橋本1号（8回）（花）
二塁打＝木村（花）

◇失策　大塚（花）　◇犠打　吉田、大塚、木村、五明 （花）
◇併殺　嘉1（池原－真謝－与那覇）佐藤＝2回、花0 　◇残塁　嘉3、花7
◇ボーク　池原（7回）　◇審判　小山(球)日野、石井、宮本(塁)


第82回選抜高校野球大会の組合せ（毎日新聞.毎日jp）
http://mainichi.jp/senbatsu/10/etc/tournament/?inb=yt


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