ネオ・オキスタ:チバリヨー！興南高校・島袋洋奨投手

2010年03月15日

チバリヨー！興南高校・島袋洋奨投手

　[写真：興南高校の左腕エース島袋洋奨投手 / 興南高グラウンドにて ]
　

　最強左腕、３度目の夢舞台へ！

第82回選抜高校野球大会の組合せ（毎日新聞.毎日jp）
http://mainichi.jp/senbatsu/10/etc/tournament/?inb=yt

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　沖縄勢２校センバツ出場という快挙の中で、２年連続４回目の出場を決めた興南高校。その原動力は、何と言っても公式戦防御率０．００を誇る全国ナンバー１サウスポー･島袋洋奨投手です。出場校の中でも屈指の投手力を擁する興南は、守備力・攻撃力を含めた総合力でも高いレベルにあり、本来の実力を出し切る事が出来れば今センバツでも活躍が期待出来ます。
　その島袋投手ですが本人に伺ったところ、この冬で身長が１７３センチまで伸び、体重も69キロまで増え、一回り大きくなったそうです。ブルペンでの投球を見たところ、昨夏に最速１４５キロを記録したストレートの威力は相変わらずで、スピード・伸び共に圧倒的です。スライダー・カーブ・ツーシームといった変化球の切れも抜群で制球力にも優れます。更にマウンド度胸と、素早いフィールディングも隙がありません。高校野球レベルでは全国的に見ても極めて攻略困難な左腕だと言えるでしょう。
　そして、特にこの冬は意識してフォームの修正に取り組みました。全国的に話題を呼んだトルネード投法が注目される島袋投手ですが、騒がれるあまりに、余計に足の入りが深くなり、体の巻き方もいつの間にか大きくなってしまったそうです。特に夏の甲子園では、それが顕著だったそうです。本来の投法も確かに独特ではあったのですが、それでもトルネードと呼ぶ程ではありませんでした。本人が言うには、足の入りが小さくても体のタメは作れるし、よりバランス良く力を伝える事が出来るとの事です。現在では、理想のフォームだと言う高一秋九州大会の頃の形に大分戻って来ました。
　また、これまでの甲子園で苦い思いを味わった終盤での失点。それも本人が言うにはスタミナ切れではなく、配球パターンの問題だったそうです。とにかく単調にならない様に、今センバツでは､１試合通じての良いパターンを意識するそうです。甲子園では５試合全てを投げ切るつもりで、本番までの調整を続けて行くそうです。
　春季沖縄キャンプで戻っていた亜細亜大・東浜巨投手に、島袋投手の事を聞いてみると、「彼が１年生だった頃の夏に対戦しましたが､当時から非常に質が良くてトップクラスの投手だと思っていました。ただ､どんなに良くても要所で打たれぬように･･･とにかく思いっきりプレーすれば結果は付いてくるでしょう」と、エールを送ってくれました。
　いよいよ春本番。最強左腕、３度目の夢舞台での快投を大いに楽しみにしたいと思います。

興南高校・島袋洋奨投手・画像