ネオ・オキスタ

[今年注目のドラフト候補､亜細亜大学の巨漢スラッガー・中田亮二選手。]


　初回に6点を挙げた亜細亜大が逃げ切る！

　3月1日、沖縄で春季キャンプ中の亜細亜大（東都リーグ1部）と沖縄電力とのオープン戦が東風平球場で行われました。

　亜大が長身右腕の中村駿介 （3年.滋賀学園）､ 沖縄電力が左腕の池間裕也 （3年目.中部商）と両投手の先発で始まった試合は、沖電先発の池間が初回から大乱調。1回裏の亜細亜大は、 先頭から6連続の四死球で3点を先取。 更に池間がこの日2個目の死球を与え4点目を献上したところで、沖電ベンチは池間を下げ2番手に諸見里尚（2年目.具志川商）をマウンドに送りました。 代わった諸見里は満塁から小野紘明（3年.中京）に中前2点適時打を許すも、その後は伸びのある快速球と変化球を低めに決め､ようやく試合が引き締まり出しました。 対する沖縄電力は4回表、 この回先頭のルーキー大島鉄 （南部商-関西メディカルスポーツ学院）が遊撃内野安打で出塁すると知念昭太（3年目.浦添商）が左中間を痛烈に破る適時二塁打、更に1死3塁から金城長靖（3年目.八重山商工）の遊ゴロの間に3走・知念が生還して､この回2点を返しました。 ところが6回裏の亜細亜大は､ この回先頭の中西純平 （2年.青森山田）が右中間を深々と破る三塁打で出塁するとスクイズであっさりと1点を追加、7-2と再び点差を広げました。 沖縄電力は7回表､ 3四球で得た2死満塁の好機に大島の左前適時打で1点を返しましたが反撃もそこまで。試合は結局、7-3で亜細亜大が沖縄電力を下しました。


大学・社会人オープン戦（亜細亜大学vs沖縄電力）

2009年3月1日（日）

▽大学・社会人オープン戦（東風平球場：10：00）

沖縄電力 000 200 100 - 3
亜細亜大 600 001 00x - 7


　思いのほか大差が付きましたが、沖縄野球ファンにとっては見所満載のゲームでした。と言うのも3年前の沖縄高校野球界を沸かせた選手達が多く出場、 久しぶりのライバル対決を堪能出来ました。 亜大の知花真斗（浦添商）は、 高校3年夏準決勝以来となる金城長靖（八重山商工）との対決を一塁ゴロに抑え、 またかつてのチームメート知念昭太（浦添商）との対戦では三振で斬ってとり、 東都の意地を見せました。 ただ同期の池間裕也（中部商）の不調は残念でした。 沖電2年目の諸見里尚（具志川商）は 快速球を武器に安定した投球を披露。改めて素材の良さを見せ付けました。 かつて中部商のエースとして活躍した玉寄博文（中部商－九産大） の投球も久しぶりに見る事が出来ました。 大学時代は思うような実績を残す事が出来ませんでしたが、是非社会人野球で大きく開花して欲しいと思います。
　今回は 若手主体で挑んだ沖縄電力でしたが、 同世代の亜大メンバー達と比較して見ると、野球の質という意味で多くの課題が見つかったと思います。沖縄電力の若手選手達は､非常に高い素質に恵まれています。 今回の敗戦を糧に努力を重ね､ チーム内でのレギュラー奪取は勿論のこと、目標である都市対抗優勝に向けて邁進して欲しいと願います。


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