2007年02月10日

沖縄のポニーリーグ

北谷球場 夏の高校野球
※写真は去年夏の高校野球沖縄大会(北谷球場)

◇ポニーリーグ中学生硬式野球第23回春季大会第3週(3・4日、石垣野球場)

▽第3週

宜野湾ポニーズ8-3沖縄ポニーズ
八重山ポニーズ8-0島尻ベースボールクラブ
八重山ポニーズ8-1沖縄ベースボールクラブ
(5回コールド)
島尻ベースボールクラブ3-1沖縄ポニーズ
八重山ポニーズ6-5宜野湾ポニーズ
宜野湾ポニーズ4-0島尻ベースボールクラブ
八重山ポニーズ4-1沖縄ポニーズ

[2月9日/琉球新報朝刊より抜粋]

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沖縄の中学硬式野球には、ポニーリーグ、ボーイズリーグ、ヤングリーグ等があります。リトルシニア、サンリーグ、フレッシュリーグ、ジャパンリーグはありません(多分)。全国的にはシニアやボーイズがレベルも高くて盛んですが、沖縄ではポニーリーグが昭和50年頃から盛んでした(ここ数年ではボーイズのチームもかなり増えてきましたが)。

ポニーは世界的に最も普及している少年硬式野球リーグの一つで、アメリカ・メジャーの選手にはポニー出身の選手が数多くいます(日本で有名なのは巨人・高橋 由伸選手、千葉ジャガーズ出身)。
ポニーが世界的に普及している理由の一つとして、他のリーグに比べて中学生の身体能力を深く考慮した基準が設けられている事が挙げられます。例えば投球間や塁間においても他リーグが大人の基準と同じなのに対して、ポニーではそれがかなり狭くなっています(平成18年度から若干広くなりましたが、それでも投球間・塁間とも1メートル以上短くなっています)。成長期の選手たちの身体を考慮したリーグの取り組みは、子供達のその後の伸びに大きく影響すると思われます。

去年の甲子園で話題を呼んだ八重山商工の選手達にポニー出身者が多かった事は有名ですが、彼らの出身チーム・八重山ポニーズは、去年は中学2年生だけのチームで全国大会準優勝を飾りました。エースは千葉ロッテ・大嶺祐太投手のいとこの大嶺力也君。今年の八重山ポニーズ、上記記事でも見られるように強いですね。
また名門・宜野湾ポニーズも県内では無類の強さを誇っています。同チームからは広島カープの金城宰之左投手(中部商出身)を始め、多くの名選手が出されています。今年の浦添商業のセンス抜群な140キロ1年生右腕・伊波翔悟君も宜野湾ポニーズ時代にエースとして活躍しました。

少年野球時代に体に叩き込まれる野球力は、将来に大きく関わります。子供達の大事な基礎作りを任される少年野球の指導者は、ある意味上の野球の指導者達よりも責任は大きいのかも知れません。



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Posted by neogaia at 22:18 │沖縄中学野球