ネオ・オキスタ

[圧倒的スコアで中部商を下し､3年ぶりの春優勝を果たした浦添商ナイン]


浦添商業が3年ぶり3度目の春季大会制覇！

第55回沖縄県高校野球春季大会最終日の4月5日は、 北谷公園野球場で決勝戦と三位決
定戦の2試合が行われ、決勝では浦添商業が中部商業を大差で下し､3年ぶり3度目の優勝
を果たしました。三位決定戦では首里が延長10回サヨナラで石川を下しました。

北谷球場で行われた決勝戦「浦添商-中部商」は､浦添商がエース伊波翔悟、中部商が左腕
の伊波伸彰と両・伊波の先発で始まりました。 試合は3回表に1死2塁から山城の右中間適
時二塁打で先制した浦添商が、仲間のスクイズで1点を追加してこの回2点。4回表にも、無
死13塁から相手失策と上地俊のスクイズ、 山城の中犠飛で3点を加えた浦添商は、 5-0と
序盤で 試合の主導権を握りました。 更に浦添商は 7回表にも中部商二人目の根間を攻め、
無死満塁から前が三遊間を破る適時打を放ち2点を追加、そして最終回にも中部商の3人目
・エースの湧川を攻め、 2死12塁から伊波の中前適時打と宮平の左越え2点適時二塁打で、
計3点を挙げました。試合は結局10-0の大差で浦添商が中部商を下し、見事3年ぶり3度目
の春季大会優勝を果たしました。 浦添商の先発・伊波は、 直球と変化球の威力・切れともに
抜群の冴えを見せ、被安打5の12奪三振・無四球の完封で強打の中部商打線を相手に3塁
をも踏ませぬ快投を演じました。

三位決定戦「首里-石川」は､序盤に石川が新垣・玉城・大城丈の適時打で3-0と試合の主導
権を握りましたが、 首里は6回に金城の右中間適時二塁打で1点を返し、7回には島袋の右
中間適時二塁打で2点を挙げ同点に追い付くと、8回に山城啓の右中間適時打で4-3と勝ち
越しました。 一方の石川は 9回表の2死無走者から､ 山城郁が中越えに三塁打を放ち相手
守備がもたつく間に生還し､土壇場で追い付きました。しかし勢いに乗る首里は延長に入った
10回裏、1死3塁から知名が二遊間を破り､ 結局首里が5-4のサヨナラで石川を下しました。

優勝した浦添商業は､4月13日（日）にセンバツ優勝の沖縄尚学とのチャレンジマッチを戦い、
勝った方が夏の選手権沖縄大会での第1シードになります。 チャレンジマッチで負けたチー
ムは第2シード、春季準優勝の中部商業は第3シード、3位決定戦で石川を破った首里は第
4シードとなります。 なお浦添商業は、センバツ帰りの沖縄尚学とともに､4月19日から長崎
県で開催される第122回九州地区高等学校野球大会に 派遣されます。


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