ネオ・オキスタ

　neogaiaさん、こんばんは。
　今日は、沖縄市営球場の第三試合、名護－糸満の試合を観戦しました。
　結果はご存じかと思いますが、名護が１０－３の七回コールドで糸満を下し、１－３で敗れた秋季大会の雪辱を果たしました。

　この試合、僕は名護の攻撃のレベルの高さに目を見張る思いでした。
　はじめは、糸満の山城投手の球威に押されがちでしたが、巧みなセーフティバントと時折仕掛ける盗塁で相手守備に執拗にプレッシャーをかけ、チャンスを広げました。二回表に挙げた３点は相手のエラー絡みでしたが、それは名護の自在な攻撃が呼び込んだものだと思います。
　また、低めのボールになる変化球に手を出さず、ストレートを狙い打つ選球眼、集中打も見事でした。

　結果は７点差でしたが、両者に点差ほどの力の差はなかったと思います。ですが、名護の方が、勝つために必要なこと、言い換えれば、「点を取るために必要なこと」をしっかりやった。それがこの結果を生んだと言えるでしょう。
　敗れた糸満に関してですが、六回裏、名護の投手の制球難につけこみ集中打で３点を返した辺りは、やはり実力校だと感じました。ただ、名護に比べると少し力に頼ってしまった分、隙が生まれてしまったのかもしれません。ただこれは、その隙を逃さなかった名護をほめるべきなのでしょう。

　名護は、七回に春までは背番号１を背負っていた棚原君が、見事な投球を見せていました。彼に安定感が戻れば、上位進出も見えてくると思います。

　また長々と書いてしまいました。明日はいよいよ、沖尚の登場ですね。大会はますます目の離せない展開になってくると思います。

＞白球の記憶さん


おはようございます。
素晴らしいコメントありがとうございます。

私も昨日は「名護-糸満」を観戦しましたヨ！
私は一塁側の糸満応援団の近くで見ました。
意外と会わないものですね（笑
（ちなみに今日確実に観戦するのは西崎の第3試合です）

それにしても、流石に白球の記憶さんの文章には唸らされます。
野球への視点の鋭さといい、感受性の豊かさといい、
読んでて凄く嬉しくなってきます。本当にワクワクします。

さて試合の件ですが、仰るように名護の攻撃には驚きました。
非常にレベルが高いですネ。多分沖尚にも劣らないくらいの、
豊富な攻撃のバリエーションを持っていると思います。
バントと走塁の見事な活かし方、プレッシャーの掛け方、
そしてピンチにおける流れの断ち切り方等、巧みですよね。
投手の崩し方もよく心得ています。畳み掛ける攻撃を見せた中盤こそ
集中打や長打攻勢を披露しましたが、前半の安打はほとんど内野安打。
まさしく仰るように「点を取るために必要なこと」をしっかりと
やっていました。選手一人一人に意識が徹底されています。

そして糸満ですが、素晴らしい資質を持った選手が多くいました。
仰るように両者の間には点差ほどの力の差は無いと思います。
むしろ選手の力量では糸満の方が上だったように思えました。
ただ白球の記憶さんの仰るように、力に頼っていましたね。
そしてゲームの「流れ」に無防備だったように感じました。
なすがままというか・・・その点では名護と対照的でした。

それにしても野球は恐いです。聞く所によると、
糸満と名護のこれまでの練習試合での対戦成績は、
糸満の4勝0敗だそうです・・・それも棚原君・島袋君を攻略して・・・
糸満ナインの試合後の涙が、とても切なかったです。
高校3年間の集大成ですから、様々な思いが込み上げるでしょう。
ただ終盤の攻撃には、維持と心意気を感じました。
見ていてとても胸が熱くなりました。大差こそつきましたが、
好カードに相応しい素晴らしい試合だったと思います。
これまで頑張ってきた糸満野球部3年生の未来にエールを送ります。

名護高校は投打ともに、かなりの力量を有しています。
今後の戦いぶりが、益々楽しみになって来ました。

今大会はとにかく1回戦からハイレベルで凄すぎますネ！
これから先、いったいどんな激戦が展開されるのでしょうか！？