ネオ・オキスタ

　[大活躍の興南・我如古選手は、この日も先制打。※ 写真は県大会より]


　エース島袋が５安打完封！興南が帝京に快勝してベスト４入り！
　　
　第８２回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、３月２１日から１２日間）は、３月３１日（水）に大会第９日目を行い、準々決勝４試合が行われました。そしてこの日の第三試合で登場した九州地区代表の興南高校は 東京地区代表の強豪・帝京高校との、準々決勝を戦い、見事５-０の完封で快勝してベスト４入りを果たしました。

　興南は島袋洋奨、帝京が鈴木昇太と、両エース同士の先発で始まった試合は、まず興南が先制。３回表の興南は、この回先頭の国吉大陸が右前安打で出塁すると、犠打で一死二塁となったあとに 今大会大当たりの我如古が右前適時打を放ち、まず１点を先取。 対する帝京も立ち上がりから制球の定まらない興南・島袋を攻め立て序盤から再三走者を出すも、 島袋の粘りの投球で決定打を奪えず。 特に５回裏は四球と二つの死球で二死満塁としますが、島袋の気迫のストレート勝負に三者残塁に終わりました。
　興南は６回表にも、この回先頭の慶田城が右前安打で出塁すると､ 犠打と真栄平の中前安打で一死一、三塁となったところで、銘苅がスクイズを決め１点を追加。 ２‐０と試合の主導権を握りました。 更に興南は７回表、二死無走者から大城滉、国吉大陸の連打等で二死二、三塁とすると慶田城が左前２点適時打を放ち、続く我如古も代わったばかりの帝京の２番手・山崎康晃から右前適時打を放ち､ この回一挙３点を追加しました。 投げてはエース島袋が７回以降の帝京の攻撃をいずれも三者凡退に抑え、試合は興南が５‐０で帝京に完勝、見事準決勝進出を決めました。
　この日の島袋は奪三振こそ７個に終わりましたが､ 被安打５の快投で甲子園初完封。 また前の試合までに８試合連続安打の甲子園記録を継続中だった我如古盛次は、この日の初打席で二塁ゴロ失策で出塁したものの連続試合安打の記録は途切れ、甲子園新記録はなりませんでした。しかし打撃好調の我如古は､この日も先制打を含む４打数２安打２打点と相変わらずの猛打をふるいました。興南はこの日も４打数３安打２打点の慶田城開を筆頭に計１２安打を放ち、今大会３試合連続の二桁安打を記録しました。

　なおこの日勝った興南は 大会第１０日目の４月１日の準決勝第２試合で、 大垣日大（東海・岐阜）と決勝進出を掛けて対戦します。 準決勝も気持ちで負けずにチバリヨー、興南ナイン！


第８１回選抜高等学校野球大会・試合結果 （第９日目）

▽2010年3月31日（水） 阪神甲子園球場

▽準々決勝・第3試合 （開始：13:44、試合時間：2時間1分、観衆：27000人）

興　　南（九州・沖　 縄） 001 001 300 - 5
帝　　京（東京・東東京） 000 000 000 - 0

（興）島袋 - 山川
（帝）鈴木、山崎 - 安尾

二塁打＝園田、安尾（帝）

◇犠打　慶田城、我如古、銘苅、島袋（興）吉岡（帝）　
◇盗塁　慶田城、我如古2（興）園田、渡辺（帝）
◇失策　吉岡（帝） 　◇残塁　興7、帝9、　　
◇併殺　興0、帝2（鈴木-松本-島田）山川4回、国吉陸5回
◇捕逸　安尾＝2回（帝） 　◇暴投　島袋＝2回（興）
◇審判　西貝(球)、小谷、金岡、堅田(塁)



[帝京打線を5安打で完封した興南･島袋洋奨投手。 ※ 写真は県大会より]


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第82回選抜高校野球大会の組合せ（毎日新聞.毎日jp）
http://mainichi.jp/senbatsu/10/etc/tournament/?inb=yt


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