ネオ・オキスタ

[特大中越本塁打を放った 興南・真栄平大輝選手。※ 写真は県大会より]


　我如古が８打席連続安打、真栄平は２大会連続本塁打！
　興南が猛打で強豪・智弁和歌山に快勝してベスト８入り！
　
　第８２回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、３月２１日から１２日間）は、３月２９日（月）に大会第７日目を行い、二回戦３試合が行われました。そして この日の第三試合で登場した九州地区代表の興南高校は近畿地区代表の強豪･智弁和歌山高校（和歌山）との二回戦を戦い、見事７-２で快勝してベスト８入りを果たしました。

　興南は島袋洋奨、智弁和歌山が吉元裕と、両左腕エース同士の先発で始まった試合は､ まず智弁和歌山が先制。 ２回表の智弁和歌山は、一死無走者から宮川の左翼線二塁打、瀬戸の中前安打、 そして小笠原の右前適時打と、 ３連続安打であっさりと１点を先取。 するとその裏、 興南も一死無走者から伊礼の右前安打を皮切りに、 犠打と大城滉の三塁強襲安打で二死一、三塁となったところで捕逸の間に三走が生還、 すかさず１‐１の同点に追いつきました。ところが４回表の智弁和歌山は、 二死無走者から城山の左前安打と岩佐戸の左中間適時二塁打で２‐１と再び勝ち越しに成功し、試合の主導権を握ったかに見えました。
　しかし興南は５回裏､ この回先頭の慶田城の中前安打、我如古の右前安打で無死一、三塁とすると、代わったばかりの智弁和歌山の二人目・右腕の藤井健を攻め立てます。 まず野選と押し出し四球で２‐２の同点に追いつくと、無死満塁から山川の中犠飛で１点勝ち越し、 更に一死一、三塁から伊礼の投前スクイズで１点を追加、この回計３点を挙げました。 そして興南は８回裏にも、 ７回から登板した智弁和歌山の三人目・２年生右腕の宮川祐輝に 襲い掛かります。 この回、先頭の国吉大陸が中前安打で出塁すると、 進塁打で一死二塁となったところで我如古がこの日５連続安打となる右前適時打を放ち５‐２。極めつけは 続く主砲の真栄平が中越えに豪快な駄目押しの２点本塁打で止めを刺し、試合をほぼ決定付けました。
　この日４四死球と いまいち調子の上がらなかったエース島袋ですが､ 中盤以降も再三の走者を出すも 粘りの投球で決定打を許さず､ 最終回も３三振を奪うなど 計１１個の三振を奪い、２試合連続の二桁三振奪取。 試合は長短１３安打の猛攻を見せた興南が７‐２で智弁和歌山に快勝、準々決勝へ駒を進めました。 なお、 この日５打数５安打と大活躍を見せた興南の我如古盛次選手は、初戦の関西戦から８打席連続安打の甲子園大会タイ記録を継続中。 次戦で新記録が達成されるか注目が集まります。

　なおこの日勝った興南は大会第９日目の３月３１日の準々決勝第３試合で、「帝京（東京・東東京）VS. 三重（東海・三重）」の勝者とベスト４進出を掛けて対戦します。 準々決勝も気持ちで負けずにチバリヨー、興南ナイン！


第８１回選抜高等学校野球大会・試合結果 （第７日目）

▽2010年3月29日（月） 阪神甲子園球場

▽2回戦・第3試合 （開始：13:54、試合時間：2時間8分、観衆：24000人）

智弁和歌山（近畿・和歌山） 010 100 000 - 2
興　　　　 南（九州・沖　 縄） 010 030 03x - 7

（智）吉元、藤井、宮川、上野山 - 道端、久保
（興）島袋 - 山川

本塁打＝真栄平（興）
二塁打＝宮川、岩佐戸（智）

◇犠打　山川2、伊礼、島袋、大城滉（興）　◇盗塁　我如古（興）
◇失策　小笠原（智）我如古（興） 　◇残塁　智11、興11　　
◇併殺　智1（吉元-道端-山本）山川3回、興2（我如古-真栄平）岩佐戸6回（島袋-大城滉）8回
◇捕逸　道端＝2回（智）、山川＝3回（興）
◇審判　橘(球)、南谷、金岡、左海(塁)


第82回選抜高校野球大会の組合せ（毎日新聞.毎日jp）
http://mainichi.jp/senbatsu/10/etc/tournament/?inb=yt


----------------------------------------------------------------------