2008年03月29日

第15回沖縄海邦銀行杯争奪中学校軟式野球大会


[第15回海銀杯中学軟式野球大会で優勝した、あげな中の當山純輝投手]


あげなサヨナラ初V

海銀杯中学野球

第15回沖縄海邦銀行杯争奪・第48回県春季中学校軟式野球大会(県野球連盟主催、琉
球新報社共催、沖縄海邦銀行協賛 ) 最終日は27日、 東風平野球場で行われ、 決勝で
あげなが与那原を3―2のサヨナラ勝ちで破り、初優勝を飾った。
あげなは1点を追う七回裏、敵失と2番国場翼の左前打で築いた無死1、2塁から、3番上
原竜作の右翼頭上を越える適時2塁打で同点に追いつく。 さらに 一死満塁で6番ダッドニ
ー瞭伍ショーンの左翼脇を抜く安打で三走上原が生還した。
与那原は一回、左前打で出塁した1番新里恵多をバントで送り、二死から4番金城大雅の
適時打で先制。 五回にも9番具志堅雄平の中前適時打でリードを広げたが、守備の乱れ
から試合を落としてしまった。 あげなは全日本少年軟式野球大会(8月、横浜スタジアム)
に県代表として推薦される。

[2008年3月28日付、琉球新報朝刊より抜粋]


※ 写真は第11回沖縄県中学校新人軟式野球大会時のものです。

------------------------------------------------------------------------

第15回海銀杯中学軟式野球大会・試合結果


平成20年3月27日(木)

◇東風平球場

▽決 勝

与那原中 100 010 0 - 2
あげな中 000 001 2x - 3

(与)福地 - 渡名喜
(あ)伊保、當山、古謝 - 久高

二塁打 - 古謝、国場、上原(あ)


▽準決勝

北中城中 100 000 0 - 1
与那原中 000 000 0 - 0

(北)安里、大城泰、町田 - 吉里
(与)福地 - 渡名喜

三塁打 - 新里(与)
二塁打 - 新里、知念(与)吉里(北)

伊 江 中 110 000 0 - 2
あげな中 010 002 1x- 3

(伊)並里、安里 - 安里、照喜名
(あ)當山、古謝 - 久高


平成20年3月26日(水)

◇東風平球場ほか

▽準々決勝

与那原中 7 - 1 石 垣 中
北中城中 2 - 1 久米島西   
あげな中 7 - 1 平 良 中   
伊 江 中 1 - 0 佐 敷 中 

▽1回戦

石 垣 中 2 - 0 与 勝 中
与那原中 1 - 0 浦 添 中  
北中城中 5 - 1 大 宮 中   
久米島西 2 - 1 石 田 中
平 良 中 1 - 0 小 禄 中
あげな中 2 - 0 玉 城 中   
伊 江 中 2 - 1 神 森 中   
佐 敷 中 3 - 0 美 東 中   


------------------------------------------------------------------------


ショーン ”再びヒーロー”

土壇場で追いたあげなは 一死満塁の好機で6番ダッドニー瞭伍ショーンが打席に入った。
中城との地区予選代表決定戦で延長八回裏、3-3の同点から試合を決めたのもショーン
のバットだった。「ここは必ず打たないといけない」と緊張していたが外よりの直球を真しん
でとらえた打球はライナーで左翼の右を抜けた。「本当に最高でした」と再びヒーローの座
についたショーンは興奮を隠せない。

あげな 主将登板、流れ変える

不思議なめぐり合わせがもう一つあった。準決勝の伊江戦、古謝諒透主将が0-2でリード
されている五回表から登板し 速球とスライダーを中心にテンポ良く打者を抑え込むと試合
の流れが変わり逆転勝ち。 決勝も六回にマウンドへ上がるとその裏、それまで5回中4回
得点圏に走者を進めながら取れなかった得点が 敵失で転がり込む。 七回の先頭打者で
も内野ゴロが失策となって 出塁すると同点のホームを踏んだ。 試合を支配する存在感と
運を併せ持つ主将は 「自分たちの力を信じあきらめないところ」 をあげなの長所に挙げた。
最終回、選手を信じあえて犠打などの策を取らなかった山内久司監督は「子どもたちはす
ごいですね」と監督Vを味わせてくれた選手に感謝していた。(菊池和徳)


つめを割るもエース”奮闘” 与那原の福地

2-2の同点で迎えた七回裏一死満塁。 準決勝も完投した 与那原のエース福地功哲がこ
の日投じた182球目の外角への直球はきれいにはじき返され、打球に飛びついた左翼手・
新里恵多のグラブも届かなかった。
福地は準決勝途中で右手中指のつめを割ったが兼城雅也監督に 「自分が行く」 と志願し
て決勝のマウンドに上がり、中盤までのピンチは気持ちの入った直球で切り抜けた。「周り
が支えなければならなかった」(兼城監督)が五回と七回の1点目は失策から。 決勝の福
地の自責点は1だった。「疲れも(指の)痛みもなかった。 自分がしっかり抑えなければい
けなかった」 と試合後指先にかさぶたをつくりながら自分を責めたエースは 「次は必ず勝
つ。仲間を信じて打たせていく」と夏に雪辱すると誓った。
公式戦連勝は18でストップしたが 「心のすきからの失点。いい経験になった」 と、兼城監
督はこの1敗を再スタートの糧にする。

[2008年3月28日付、琉球新報朝刊より抜粋]



------------------------------------------------------------------------


第5回中学生選抜軟式野球大会
http://neogaia.ti-da.net/e1963088.html

第11回沖縄県中学校新人軟式野球大会・最終日
http://neogaia.ti-da.net/e1899563.html

第11回沖縄県中学校新人軟式野球大会が開幕
http://neogaia.ti-da.net/e1897036.html


------------------------------------------------------------------------



同じカテゴリー(沖縄中学野球)の記事

Posted by neogaia at 23:28 │沖縄中学野球