ネオ・オキスタ

☆大嶺祐太投手（184cm、80kg、右投左打、八重山商工高）

千葉ロッテマリーンズ：背番号 1 ：高校生ドラフト1巡目

大嶺祐太投手の今年の成績は、 1軍で1試合に登板して4イニングを投げ被安打
7（1本塁打）・2死四球・奪三振4・自責点5・防御率11.25。2軍では14試合に登
板して2勝7敗。投球回数は72回3分の1、被安打74（本塁打8）、31四死球、奪
三振74、自責点35、防御率4.35。
ドラフト後は何かと揉めた大嶺投手でしたが、ロッテ入団後は春頃から素晴らしい
働きを見せました。
特に4月から6月にかけてはファームでもエース格の投球を見せ、 4月30日には
対西武戦で 高卒ルーキーながら見事1軍の先発マウンドに立ち 151キロの快速
球を披露する等素質の片鱗を見せ付けました。 この試合78球のうち62球を直球
で攻め、打たれはしましたが4イニングで4三振を奪う力投を見せました。
また7月19日には フレッシュオールスターゲームにも出場。 全イースタンの先発
投手を務め、2イニングで4三振を奪う快投を演じました。
そしてこのまま順調に行くかに見えましたが、 夏場に脇腹を痛めてしまい2軍でも
負けが続き、その後登板する事はありませんでした。
本人としても 不完全燃焼で終わった1年だったと 思いますが、 それでも夏までの
投球に将来のエースを確信した方は多い事でしょう。 1.2軍合わせて76回3分の
1を投げ 78個の三振を奪う等、 高卒ルーキーとしては 充分に及第点を与えられ
る内容だったと思います。
この冬は プロで年間通して働ける体力を身に付け、 2年目の来年は1軍でも多く
登板できるよう活躍を期待しています。


☆糸数敬作投手（180cm、88kg、右投右打、中部商高-亜細亜大）

北海道日本ハムファイターズ：背番号２０ ：大学・社会人ドラフト3巡目

即戦力として期待されて入団した糸数投手でしたが、春季キャンプ中に腰を痛め
てしまい、2軍でのスタートを余儀なくされてしまいました。
結局今年は1軍での登板はなく、2軍での成績は30試合に登板して7勝2敗。投
球回数は72回3分の2、 被安打72（本塁打2）、20四死球、奪三振56、自責点
24、防御率2.97という内容でした。
流石に亜細亜大のエースとしての実績を積んで来ただけあって、2軍とは言え7
割7分8厘の勝率と2点台の防御率は見事です。
この秋は、同期入団の宮本投手（早稲田）と共に ハワイのウィンターリーグにも
参加して4勝を挙げ勝率2位に輝きました。
この1年で逞しさを増した糸数投手。来年は 1軍で確かな実績を挙げるでしょう。


☆大城祐二選手（172cm、74kg、右投両打、沖縄水産高-TDK千曲川）

阪神タイガース：背番号６３ ：内野手：大学・社会人ドラフト5巡目

大城選手は 21歳の若さながら社会人からの入団という事で 即戦力としての働
きを期待されましたが、1軍での試合出場はありませんでした。 2軍での成績は
41試合に出場して 71打数18安打の打率2割5分4厘。 そして盗塁を6個記録
しています。
彼もまた シーズン序盤は度々スタメン出場して ファームの中心的な働きを見せ
ていましたが、後半は足を痛めてしまいほとんど試合に出場しませんでした。
50メートル5秒7の脚力を生かした 俊足巧打のスイッチヒッターとして 期待され
る大城選手。 内外野を守れるユーティリティープレイヤーとしても重宝されてい
ますが、今年は攻守ともに粗さが目立ちました。
来年はポジションを絞って、その脚力を存分に活かして一日でも早く1軍の試合
に出場して活躍する事を期待しています。


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