ネオ・オキスタ

[中商vs前原：中商11回裏の攻撃で 三遊間へサヨナラ打を放った稲嶺。]


中部商が延長11回激戦の末に前原を下し、2年ぶりの優勝！

第32回沖縄県高等学校1年生中央野球大会の最終日は18日、宜野座球場で決勝戦が
が行われ、中部商が2年ぶり2回目の優勝を果たしました。

宜野座球場で行われた決勝戦「中部商業vs前原」は、中部商業が前原を延長11回の末
に2-1で下し2年ぶり2回目の優勝を決めました。 この試合、先制したのは前原。 4回表
の前原は、 この回の先頭・恩納の右越二塁打を皮切りに 上原の右前安打で 無死13塁
の好機を作り、 崎原が右前にテキサス安打を放ち 1点を先制。 対する中部商は 5回裏、
鎮目が四球で出塁した後に仲里孝が左中間に三塁打を放ち、代走の大城が生還して 同
点に追い付きました。その後は中部商が根間-山内-宮城一の継投で前原打線を抑え、ま
た前原先発の仲田も要所を締める投球で中部商に得点を許さず、 試合は延長戦に縺れ
込みました。 そして迎えた延長11回の裏、中部商は先頭の上間が左前安打で出塁する
と、犠打と金城誠の二塁後方テキサス打で1死13塁としたところで稲嶺の三遊間への深
い当たりが内野安打となり、更に悪送球の間に3走が生還。 サヨナラ勝ちで 中部商が激
闘に終止符を打ちました。 この日も両チームの投手陣は持味を発揮し、中部商は3投手
で16奪三振の被安打7に2死四球。 特に先発の根間は 伸びのある直球を武器に5イニ
ングを投げ、何と10奪三振の無四球と好投しました。負けはしましたが 前原先発の仲田
の投球は見事の一言に尽きます。この世代No1の強打を誇る中部商打線を相手に延長
の11イニングを完投し、被安打6の2失点。 最後は力尽きましたが、 今大会で最も素晴
らしい投球だったと言えるでしょう。 そして敗れた前原ですが、度々勝ち越しの好機は訪
れました。 6回表の2死3塁・8回表の2死2塁・9回表の2死13塁など。 また4回表の先
制点を挙げた直後にも1死23塁と好機が続きましたが、中部商・根間の力のある投球に
抑え込まれました。 勝った中部商も、2回裏の2死3塁・ 4回裏の2死3塁・ 7回裏の2死
13塁と度々の得点機を前原・仲田の投球にかわされ、自慢の強打が影を潜めました。

それぞれに課題も多かったと思いますが、 それでも 今年の1年生中央大会は近年の内
でもレベルの高い大会だっと思います。 とりあえず 1年生世代最強の中部商業、 そして
前原は 今後もその高い能力を大いに伸ばして、 来年以降 更に進化した姿を見せてくれ
ると期待しています。 惜しくも敗れた他校ナインは、 今日決勝で戦った両校に 追い付き
追い越すよう精一杯頑張って、晴れの栄冠を目指して欲しいと思います。


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