2007年10月19日

沖縄電力が県勢初、日本選手権へ!(社会人野球九州予選)

沖縄電力・成底和亮投手
[今大会は連投で先発。好投を見せている沖電のエース・成底和亮投手。]


金城長 土壇場で犠飛 4-3 強豪ホンダ熊本破る

第34回社会人野球日本選手権九州地区予選第6日は18日、長崎県営野球場「ビッグ
Nスタジアム」で行われ、沖縄電力は敗者復活3回戦でホンダ熊本(熊本)を4-3で破り、
県勢として 初の日本選手権出場権を 獲得した。 沖縄電力は19日、 日産自動車九州
(福岡)との第2代表決定戦に臨む。

選手権出場九州最多タイの9回を誇る強豪チームを相手に 初回に先制した 沖縄電力。
五回に追い付かれるが、六、七回と追加点を挙げて勝ち越す。 しかし、七回、走者1人
を置いて本塁打を浴び、 再び追い付かれた。 3-3で迎えた九回表、 9番古謝景義の
二塁打、 1番野原剛の内野安打で一死一、三塁として 代打金城長靖の左翼への犠飛
で三走古謝が生還し、 決勝点となった。 先発・成底和亮は 七回途中まで6安打を打た
れながら要所を締める粘りのピッチング。継投の知花訓もしっかりと反撃を絶った。

沖縄電力は創部16年目で初の日本選手権への出場。 県勢は同じ日本野球連盟の主
催する都市対抗野球大会に 琉球煙草(1964年)、琉球生命(69年)、オール那覇(72
年)が出場。 沖縄電力も2000年に特別枠で出場しているが、社会人野球日本選手権
への出場は県勢初。

[10月19日付 琉球新報朝刊より抜粋]


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▽第34回社会人野球日本選手権九州地区予選


▽敗者復活3回戦

第6日(10月18日・長崎県営野球場「ビッグNスタジアム」)

沖 縄 電 力 100 001 101 - 4
ホンダ 熊本 000 010 200 - 3

(沖)成底、知花 - 古謝
(ホ)藤井、高峰 - 工藤

本塁打=西川(ホ)
二塁打=山城2、古謝(沖)佐々木(ホ)


▽敗者復活2回戦

第5日(10月17日・長崎県営野球場「ビッグNスタジアム」)

沖  縄  電  力 100 001 101 - 4
九州三菱自動車 000 010 200 - 3

(沖)成底、知花 - 渡慶次
(九)幸松、山口 - 松本

三塁打=仲村(沖)
二塁打=大城、渡慶次、金城長(沖)境(九)


▽準決勝

第4日(10月16日・長崎県営野球場「ビッグNスタジアム」)

日産自動車九州 101 010 200 - 5
沖  縄  電  力 100 000 000 - 1
        
(日)中野 - 高井
(沖)成底、高坂、知花 - 渡慶次

本塁打=池田(日)


▽準々決勝

第3日(10月15日・長崎県営野球場「ビッグNスタジアム」)

九州総合 スポーツカレッジ 101 000 01  - 3
沖     縄    電     力 001 221 22x - 10
                  (8回コールド)

(九)中村浩、藤島、佐伯、田下 - 高橋
(沖)高坂、糸数、渡久地 - 古謝


▽2回戦

第2日(10月14日・長崎県営野球場「ビッグNスタジアム」)

嘉麻市バーニングヒーローズ 000 000 000 - 0
沖    縄    電    力  040 010 000 - 5

(嘉)新宅 - 川野
(沖)成底、渡久地 - 古謝


▽1回戦

初日(10月13日)

てるクリニック 000 000 4 - 4
佐  賀  魂  130 016 x - 11
          (7回コールド)

(て)赤嶺、照屋、座間味亨 - 比嘉
(佐)福成、井上貴、田崎 - 山下

宮崎ゴールデンゴールズ 043 201 0 - 10
安  仁  屋   T  R  Y  000 010 1 - 2
                 (7回コールド)

(宮)上野、中川、鈴木 - 日高雄
(安)木脇、津波古、金城 - 喜屋武

U ・  ス タ ー ズ 000 000 0 - 0
九州三菱自動車 011 000 5x - 7
           (7回コールド)

(U )喜屋武、田村、喜屋武 - 多田
(九)山口 - 松本誠


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感謝しながら野球を楽しむ 3番・大城直也

10月にチームに加入したばかりの3番大城直也が初回の好機に適時打、六回には貴
重な追加点のホームを踏むなど、活躍を見せた。
昨年11月、所属していた神奈川の新日本石油エネオス (神奈川) から戦力外通告を
受け、「野球はもう終わった」と一般勤務をしていたが、 指導者への道を追求するため
に 今年7月に退社して帰沖。 沖縄電力の 大城哲也監督に 声を掛けられたこともあり、
8月からチーム練習に合流し、正式加入した。
大城監督は 大城直について 「経験豊富でチーム力が向上している。 若手のいい手本
にもなっている」と話し、普段からの野球への姿勢を高く評価している。
大城直は「自分は1回終わった人間なので 何のプレッシャーもなくプレーできる。野球
ができることに感謝しながら、楽しんでます」と声を弾ませた。

[10月19日付 琉球新報朝刊より抜粋]


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Posted by neogaia at 18:30 │沖縄社会人野球