2009年06月15日

第91回全国高校野球沖縄大会・注目の投手達


[2009夏沖縄高校野球最大の目玉・興南の2年生エース・島袋洋奨投手]
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 いよいよ 第91回全国高校野球選手権沖縄大会が開幕します。 そこで開幕を前に 今大会注目の好投手達を挙げてみたいと思います。


 組合せ抽選結果 (第91回全国高校野球選手権沖縄大会)
 http://neogaia.ti-da.net/e2507528.html


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 スーパー左腕・島袋

 今年の沖縄でナンバーワン投手の評価を受けるのが、興南の2年生左腕・島袋洋奨。小柄ながら角度充分のフォームから威力抜群のストレートを放り、スライダー・フォーク・シンカー・カーブ・ツーシームといった多彩な変化球も切れ味抜群です。何よりもマウンド度胸、投手センスに優れ、大人の投球は別格と言えるでしょう。センバツで甲子園を震撼させた注目の奪三振率は、春以降の公式戦でも脅威の13個以上を誇り、防御率も0点台。課題は試合終盤のスタミナですが、体力向上を含め今後の更なる進化に期待が持てます。興南勢では他にも同じ2年生左腕の砂川大樹に安定感があり、3年生本格派右腕の石川清太は長身と長い手足を生かした投球が魅力です。また2年生大型右腕の伊敷力斗と1年生の快速球右腕・川満昴弥は今後の成長が楽しみです。

 島袋洋奨   (興  南2年、 172 、 65、 左左)
 砂川大樹   (興  南2年、 175 、 70、 左左)
 石川清太   (興  南3年、 184 、 74、 右右)
 伊敷力斗   (興  南2年、 181 、 82、 右右)
 川満昴弥   (興  南1年、 175 、 66、 右右)



[興南・島袋洋奨投手 / 2年、 172 、 65、 左左]
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 大注目の本格派

 本格派投手として最も注目を集めるのが、浦添工の運天ジョン・クレイトン。県トップクラスの走力や強肩を誇る図抜けた身体能力を生かした馬力溢れるフォームから、140キロ台中盤の威力あるストレートを放りスタミナも充分です。そして直球以上に際立つのが縦横2種類のスライダーで、その切れ味は絶品です。今年の沖縄を代表する速球派右腕が、最後の夏でどんな快投を演じるのか期待が高まります。そして春に浦添工のエースナンバーを背負った、巨漢の比嘉元樹も運天に劣らぬ好投手。安定した制球力に加えストレート・変化球にも切れがあり、実戦での強さが光ります。また第3の右腕・平良幹次郎もエース級の力を持つ好投手です。

 運天ジョン・クレイトン (浦添工3年、 180 、 70、右左)
 比嘉元樹        (浦添工3年、 176 、 93、右右)
 平良幹次郎      (浦添工3年、 174 、 73、右右)


[浦添工・運天ジョン・クレイトン / 3年、 180 、 70、 右左]
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 有望な下級生が多く揃う糸満には、将来性抜群の2年生長身投手・宮國椋丞が圧倒的な存在感を放ちます。バランス感覚に優れた右腕は状況判断や対応力に秀でており、投手センスの高さが際立ちます。しなやかな腕の振りから繰り出す130キロ台中盤~140キロ前後のストレートは伸びがあり、スライダー・フォーク・シンカー・ツーシーム・カットボールといった様々な変化球を操る指先感覚の良さにも優れます。ただ下半身など体格は進化の途上にあり、フォームの粘り・球速アップなどは今後に期待します。冷静な性格で淡々とした投球に野球頭脳の良さを伺わせる宮國ですが、何よりも伸び代を感じさせるスケールの大きさは魅力です。 
 宮國の他にも、糸満には有望な投手が非常に多く揃います。3年生の本格派右腕・喜屋武奨矢は力感溢れるフォームからの140キロ台のストレートと変化球がチーム一の威力を有し、最後の夏はエースナンバー奪取に掛けます。野手としての能力が高い金城秀一郎の140キロ台のストレートはチーム一の球速を誇り、宮國・喜屋武とともに三本柱の一角を形成します。彼らに続く平良大悟も野手との併用ながら安定感のあり投球を演じ、また故障が明けた昨秋のエースで3年生右腕の島尻広貴も本来の優れた投球を取り戻すでしょう。更に2年生の大型右腕・大嶺土筆や本格派の諸見里尚らが控える糸満投手陣の層の厚さは圧巻です。

 宮國椋丞   (糸  満2年、 184 、 68、 右右)
 喜屋武奨矢  (糸  満3年、 173 、 67、 右右)
 金城秀一郎  (糸  満2年、 173 、 65、 右右)
 平良大悟   (糸  満2年、 174 、 74、 右右)
 島尻広貴   (糸  満3年、 179 、 70、 右右)
 諸見里尚   (糸  満2年、 174 、 68、 右右)
 大嶺土筆   (糸  満2年、 181 、 68、 右右)



[糸満・宮國椋丞投手 / 2年、 184 、 68、 右右]
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 高校入学時から話題を集めた八重山商工・大嶺翔太も最終学年を迎え、投打に渡り一層の凄みを増しています。圧倒的な打力が注目されがちな大嶺ですが投手としても140キロ台中盤のストレートには沖縄屈指の威力があり、多彩な変化球も効果的です。課題はランナーを出してからの投球で、あと少し細かい制球力と粘りが身に付けば高校レベルでは打ち崩すのは困難でしょう。また大嶺と並ぶ両輪の1人・花城直将も好投手。130キロ台中盤のストレートとスライダーには切れがあり、投手センスに長けた右腕は大嶺以上の安定感を有します。

 大嶺翔太   (八商工3年、 180 、 80、 右右)
 花城直将   (八商工3年、 175 、 65、 右右)



[八重山商工・大嶺翔太投手 / 3年、 180 、 80、 右右]
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 さらに注目の本格派

 春季大会に見事な投手継投で優勝を果たした中部商も県トップクラスの投手王国と言えます。がっしりとした体格が目を引く本格派右腕のエース・根間孝太は、140キロ台の重いストレートと斜め下に鋭く曲るスライダー・カーブが持ち味。好不調の差は激しいのですが、絶好調時の気迫溢れる投球は圧倒的で手が付けられません。中部商得意の継投でセットアッパーを任されるのは、セオリー通りなら比嘉一史。本格派の長身右腕・比嘉は何よりもストレートの速さが魅力的で、思い切り腕を振った時の140キロ台の快速球には抜群の伸びがあり惚れ惚れします。ただもともと制球難で実戦においては変化球主体に球を揃える傾向があるのですが、今後化ける可能性は大いにあるでしょう。そしてクローザーを任されるのが2年生右腕の當眞健太郎。時折腕の高さが変わるのは気になりますが、ストレート・変化球ともに威力があり安定感ではチーム一。監督の信頼も高く、當眞の出来が中部商投手陣の鍵を握っていると言って良いでしょう。また3年生の右腕・宮城一慶と熊本譲も能力の高い好投手です。

 根間孝太   (中部商3年、 178 、 76、 右右)
 比嘉一史   (中部商3年、 181 、 73、 右右)
 當眞健太郎  (中部商2年、 171 、 65、 右左)
 宮城一慶   (中部商3年、 172 、 68、 右両)
 熊本譲     (中部商3年、 170 、 68、 右右)



[中部商・根間孝太投手 / 3年、 178 、 76、 右右]
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[中部商・比嘉一史投手 / 3年、 181 、 73、 右右]
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 今春準優勝を果たして名門復活の兆しを見せつつある沖縄水産にも力のある投手が揃います。エース・比嘉智哉は非凡な腕の振りからの140キロ台中盤のストレートに威力があり、成長著しい速球派右腕です。春季大会では制球力に課題を残しましたが、試合を作る能力は高く、投手センスに優れます。順調に行けば今夏は更に進化した投球が見られそうです。2番手の知念績太は沖縄県を代表するサウスポー。球持ちの良いストレートには威力があり、スクリューなどの変化球も効果的で小気味良い投球は好感が持てます。球質の良さに加え的を絞らせない投球は攻略困難で、今夏も快投が大いに期待出来ます。3人目の投手・大型右腕の上江洲友弥もストレートに力のある成長株で、春季大会でもその能力の片鱗を覗かせました。

 比嘉智哉   (沖  水3年、 179 、 77、 右右)
 知念績太   (沖  水3年、 173 、 70、 左左)
 上江洲友弥  (沖  水3年、 180 、 72、 右右)



[沖縄水産・比嘉智哉投手 / 3年、 179 、 77、 右右]
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 昨秋準優勝の豊見城南も期待値の高い投陣手を擁します。中でも大型右腕・赤嶺匡哉の投球は楽しみです。春季大会では初戦で強豪・石川の前に涙を飲みましたが、先発完投の赤嶺はこの試合で被安打4・10奪三振・自責点1と存在感を見せ付けました。恵まれた体格で、安定したフォームからのストレートは力感充分で、今年の沖縄を代表する逸材の1人と言えるでしょう。また昨秋にエースとして活躍した呉我春宝もセンスに満ちた好投手。細身の体型で球速こそもの足りませんが柔軟な腕使いで球持ちが良く、カーブの制球が冴えれば今夏も好投が期待出来るでしょう。また左腕の高木裕太投手の投球にも注目です。

 赤嶺匡哉    (豊見南3年、 183 、 85、 右右)
 呉我春宝    (豊見南3年、 180 、 60、 右右)
 高木裕太    (豊見南3年、 173 、 68、 右左)



[豊見城南・赤嶺匡哉投手 / 3年、 183 、 85、 右右]
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 中学時代に全中を制した実績を持つ嘉手納の2年生エース池原有は、高校入学後も評判通りの実力を発揮して来ました。秋は8強入りに貢献、今春も初戦敗退とは言え、沖縄屈指の強打を誇る八重山商工相手に被安打5・失点1の快投を見せました。切れのあるストレートにスライダー・シュート等の変化球を駆使したコーナーワークが抜群で、特にアウトローの制球力には目を見張るものがあります。またブレーキ鋭いスライダーの変化は要注目で、好投手揃いの今年の沖縄でも屈指の実力派だと言えるでしょう。順調に成長を続ける好右腕が今夏、どのような進化を見せてくれるのか非常に楽しみです。

 池原有     (嘉手納2年、 171 、 66、 右左)



[嘉手納・池原有投手 / 2年、 171 、 66、 右左]
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 好投手目白押しの今夏沖縄

 例年以上に多くの好投手が揃う今年の沖縄。中でも春季大会で頭角を現した宮城諒(浦添2年)には注目です。小柄な右腕ですが投球術に優れ、度胸も満点の好投手です。ストレートは120キロ台中盤ながら横のスライダー・カーブを織り交ぜて打たせて取り、コントロールも安定。頭脳派右腕は打者のタイミングの崩し方に長けており、春は並み居る強豪を抑えて四強入りの原動力となりました。
 本部の下手投げ・饒平名巧も沖縄屈指の技巧派右腕。低目を丹念につく制球力は勿論、シンカーやスライダーなど変化球も冴え渡り容易に的を絞らせません。とりわけ右打者の外角へ逃げていくスライダーと左打者に対してナチュラルに向かっていくストレートは効果的で、内角を攻める強気の投球も持ち味です。春季大会で沖尚を被安打4・失点1に抑えた投球が今夏も見られるでしょうか?本部には春季大会で好投を見せた3年生右腕の嘉手苅拡瀬や2年生右腕の外間政之も控え、投手陣の充実ぶりが伺えます。
 強打・宮古のエース長浜謙太も安定感のある好投手。ツーシームを低めに丁寧に集める投球が持ち味で、その優れた制球力で内野ゴロの山を築き秋四強の原動力となりました。試合終盤のスタミナが課題ですが、攻略し難い技巧派右腕の1人と言えるでしょう。
 昨夏の覇者・浦添商も夏本番を前に非常に充実した陣容を揃えて来ました。エースの長身右腕・新垣大成は球速こそ目を見張るものはありませんが、角度を生かした投球はダイナミックなフォームと相まって見応えがあります。カーブ・スライダー・チェンジアップといった変化球の制球力を武器にした冴え渡るコンビネーションが、強豪のエースたる所以です。2年生スリークォーターの比嘉嵐志は安定感ではチームナンバー1で、抜群の制球力が目を引きます。特にアウトローの出し入れとカットボールの微妙な制球は芸術的で、容易に崩れない精神力も評価されます。3年生の力投派・長嶺一真や素質抜群の長身右腕・仲村常孝と與儀一貴の両2年生も急激に力を付けてきており、夏連覇に向けて磐石な体制が整って来ました。
 沖縄屈指の名門・沖縄尚学も夏甲子園へ向けて投手陣の底上げが大分進んできました。エース格は3年生右腕の砂川幸乃輔。ストレートは130キロ台中盤ながら、昨年のエース・東浜巨譲りのツーシームと制球力が持ち味です。そして投球における粘り強さと駆け引きは強豪のエースと呼ぶに相応しく、バランス感覚に優れた好投手と言えるでしょう。秋にエースナンバーを背負った比嘉祥也は、左のエース格。左腕特有のクロスファイヤーを武器に、強気の投球で砂川とともに名門・沖尚の投手陣を引っ張ります。また2年生左腕・喜久川大輔も砂川・比嘉に劣らない好投手で、夏本番での投球が期待されます。
 春8強の前原は、経験豊富な3年生エース右腕の仲尾次洸平と春に頭角を現した3年生右腕・東浜健太の投球が楽しみです。春季大会で、強打の宜野座を被安打2に抑えた快投が今夏も期待出来るでしょう。
 実力校の石川には、去年から活躍した安里賢弥・比嘉吉人の両3年生実力派右腕が健在です。小柄なサイドハンドの安里は、曲がりの大きいスライダーと球威のあるストレートが武器で、比嘉は左打者の外角に落ちていくシュートと右打者へのカットボールが持ち味です。
 春季大会で旋風を巻き起こした那覇は、3年生右腕・平良亮と2年生右腕・宮城浩平の両エース格を揃えます。平良は春季大会で強豪の浦添商相手に3失点の完投勝ちを収め、宮城は春季1回戦で那覇西を完封すると3回戦・強打の前原戦でも自責点2と好投しました。
 2年生中心ながら高い実力を持つ美里は、小柄な本格派右腕の儀間弘樹とサイドハンドの好投手・山根直樹を擁します。エースの儀間は140キロ台のストレートと切れ味が抜群の変化球を持ち、山根も140キロ近いストレートに豊富な変化球を持ち合わせます。
 同じく2年生に多くの好選手を抱える西原は、球威抜群の2年生・池味翔也と3年生のエース榮哲平ら豊富な投手陣を揃えます。池味は高い運動能力と素材の良さが伺え、榮は小柄ながらバネの効いた綺麗なフォームからの快速球と制球力の良さが目を引きます。

 宮城諒     (浦  添2年、 169 、 58、 右右)

 饒平名巧   (本  部3年、 176 、 72、 右右)
 嘉手苅拡瀬  (本  部3年、 171 、 61、 右右)
 外間政之   (本  部2年、 172 、 59、 右右)

 長浜謙太   (宮  古3年、 173 、 74、 右右)

 新垣大成   (浦添商3年、 181 、 75、 右右)
 長嶺一真   (浦添商3年、 176 、 70、 右左)
 比嘉嵐志   (浦添商2年、 175 、 65、 右右)
 仲村常孝   (浦添商2年、 177 、 63、 右右)
 與儀一貴   (浦添商2年、 166 、 64、 右右)

 砂川幸乃輔  (沖  尚3年、 176 、 76、 右右)
 比嘉祥也    (沖  尚3年、 176 、 76、 左左)
 喜久川大輔  (沖  尚2年、 173 、 63、 左左)
 奥間雄太    (沖  尚2年、 172 、 68、 右右)

 仲尾次洸平  (前  原3年、 172 、 64、 右右)
 東浜健太    (前  原3年、 176 、 63、 右右)

 平良亮     (那  覇3年、 167 、 65、 右右)
 宮城浩平    (那  覇2年、 170 、 65、 右右)

 安里賢弥   (石  川3年、 168 、 58、 右右)
 比嘉吉人   (石  川3年、 170 、 60、 右右)

 儀間弘樹   (美  里2年、 163 、 60、 右右)
 山根直樹   (美  里2年、 167 、 66、 右右)

 榮哲平     (西  原3年、 161 、 61、 右左)
 池味翔也   (西  原2年、 168 、 65、 右右)


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 まだまだ存在する好投手

 宜野湾の島袋勝斗は小柄ながらストレートに力があり変化球・制球力ともに優れた好投手。
 八重山の2年生右腕・宮良匡は、切れのあるスライダーと伸びのあるストレートが魅力で今後が楽しみです。
 読谷・池原翔也も春季大会で頭角を現した1人で、2回戦の首里戦で被安打4・自責点1の好投を演じると3回戦の強打・沖水戦でも自責点0の快投を見せました。
 具志川の小柄なサウスポー島袋渉も要注目の投手。春季1回戦で強豪・沖尚相手に自責点1とあわやの快投を演じて一躍脚光を浴びました。
 豊見城の2年生右腕・大城紳貴も今後が楽しみな2年生の好投手。小柄な右腕は縦のスライダーと伸びのあるストレートが武器で、春季大会初戦では4強へ進出した浦添を相手に勝利を目前にしながら涙を飲みました。挽回に燃える今夏の投球には一際注目です。
 南部農林の羽地勇喜も、春季大会で突如注目を集めた2年生右腕。2回戦の名護商工戦で9回・被安打3・10奪三振・自責点0の好投を見せると、3回戦では沖縄屈指の強打を誇る八重山商工打線に敢然と立ち向かい、敗れはしましたが被安打5・10奪三振・自責点1の快投を演じ見事完投しました。
 名護の豊田陽は春季大会で強打・八重山商工打線の前に沈みましたが、秋季大会のように独特のカーブを生かした投球が復活すれば、夏の快投も充分に期待出来るでしょう。

 豊田陽     (名  護3年、 172 、 67、 右右)
 島袋渉     (具志川3年、 167 、 60、 左左)
 池原翔也   (読  谷3年、 176 、 68、 右右)
 島袋勝斗   (宜野湾3年、 169 、 56、 右両)
 大城紳貴    (豊見城2年、 167 、 67、 右右)
 羽地勇喜   (南部農2年、 175 、 65、 右右)
 宮良匡     (八重山2年、 176 、 61、 右右)


 知念にはフォームが綺麗な本格派右腕エースの勢理客一誠に大型の剛球左腕・嘉数亮平らが控えます。美来工はエース金良宗誠と大型の田場俊涼の両2年生右腕ら複数の好投手を揃えます。与勝も盛根渉・徳平優也・久保田直弥ら複数の投手陣が凌ぎを削ります。南部商は140キロ台のストレートを誇る長身右腕の知念祐太を擁し、南部工はセンス抜群の好投手・知念周作が注目を集めます。
 真和志2年生右腕・久田大貴はバランスの良い本格派右腕、首里東の有銘謙太はしなやかな腕の振りが光る魅力的な右腕です。八重山農林の仲筋昌平は小柄ながらストレートに威力のある右腕で、古豪・首里の左腕エース又吉文太は春季初戦で完封を演じた実力派です。具志川商のエース北村勇拓は投打にセンスが際立ち、名護商工の池原祐は春に頭角を現した楽しみな右腕です。普天間のサウスポー崎間大哉や辺土名の好投手・仲村亮人、久米島の2年生右腕・桃原博巳らの今夏の投球も楽しみです。

 仲村亮人   (辺土名3年、 170 、 58、 右左)
 池原祐     (名商工3年、 173 、 60、 右右)
 糸数聖也   (宜野座2年、 168 、 60、 右右)
 北村勇拓   (具志商3年、 170 、 65、 右右) 
 盛根渉     (与  勝3年、 167 、 59、 右右)
 徳平優也    (与  勝3年、 170 、 58、 右右)
 久保田直弥  (与  勝3年、 178 、 61、 右右)
 親川拓矢   (コ  ザ3年、 168 、 55、 右右)
 中根賢悟   (コ  ザ3年、 168 、 73、 右右)
 金良宗誠   (美来工2年、 177 、 60、 右右)
 田場俊涼   (美来工2年、 179 、 74、 右右)
 高江洲雅志  (中部農3年、 175 、 60、 右両)
 伊良波健人  (北  谷3年、 167 、 63、 右右)
 福原健太   (北  谷2年、 181 、 75、 右左)
 崎間大哉   (普天間3年、 178 、 68、 左左)
 仲村優志   (普天間3年、 164 、 64、 右右)
 新城拓也   (北中城2年、 175 、 68、 右右)
 又吉文太   (首  里3年、 170 、 62、 左左)
 座波孝行   (首  里3年、 168 、 72、 右右)
 有銘健太    (首里東3年、 179 、 64、 右右)
 久田大貴    (真和志2年、 175 、 64、 右右) 
 神里琢磨    (沖縄工3年、 166 、 56、 右右)
 中山智貴    (沖縄工3年、 168 、 68、 右右)
 上地啓介    (那覇国3年、 169 、 65、 左左)
 大城潤     (那覇商3年、 173 、 66、 右右)
 具志堅北斗  (那覇商3年、 168 、 58、 右右)
 浦崎洋太    (那覇西3年、 171 、 68、 右両)
 田中裕士    (小  禄2年、 175 、 67、 右両)
 金城圭亮    (南風原3年、 177 、 69、 右右)
 知念祐太   (南部商3年、 182 、 75、 右右)
 知念周作   (南部工3年、 175 、 62、 右右)
 勢理客一誠  (知  念3年、 179 、 68、 右右)
 嘉数亮平   (知  念3年、 179 、 71、 左左)
 桃原博巳   (久米島2年、 178 、 55、 右右)
 仲筋昌平   (八重農3年、 168 、 63、 右右)


 氏名 (所属、学年、身長[cm]、体重[kg]、投打) 
 

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第91回全国高校野球選手権沖縄大会. 抽選前の展望
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Posted by neogaia at 03:01 │沖縄高校野球