2008年03月19日

大城基志投手 (名桜大学)




大城基志 [名桜大学・投手]

左/左・背番号66・新3年・170㎝ 62kg
宜野座中-宜野座高校

沖縄大学野球界が誇る 九州屈指のサウスポー!

3月2日東風平球場で行われた「名桜大vs亜細亜大」。バックネット裏にはセ・パ合わせて
10人前後のスカウト陣が集結していました。もちろんこの試合でのお目当ては今年のドラ
フト候補・亜細亜大の岩本貴裕、今村健二といった面々でしょうが、そのスカウト陣が最も
注目していたのは「亜大・ドラフト候補達と名桜・大城基志投手との対戦」だったと思います。

「大城は良いね~!」ネット裏のスカウト陣から一斉に感嘆の声が上がります。スカウトの
持つスピードガンで直球は常時140キロ前後 (MAX143キロ)。 左腕特有の直球は切れ
味抜群で制球力も安定。 しかしプロのスカウトを特に唸らせたのは、俗に「宜野座カーブ」
と呼ばれるカーブの落差と切れ具合。名門・亜細亜大の強打者達のバットが面白いように
クルクル回ります。まさしく魔球と呼んで良いでしょう。伝家の宝刀を自由自在に操る小柄
なサウスポーに、スカウト達の視線も釘付けになりました。

宜野座高校時代から奪三振マシーンとして名を馳せた大城投手ですが、 名桜大に進学し
てから更に成長。 高校時代130キロ前後だった直球は、去年の始めごろには140キロ台
までアップ。 同時に変化球の切れも一段と増し、一躍九州地区大学野球を代表する左腕
に伸上りました。そもそも大学野球界において彼の名を有名にしたのは、去年のこの亜細
亜大学とのオープン戦でした。 1昨年の秋季東都リーグと明治神宮大会を制したメンバー
が多く残る亜細亜大打線を相手に 当時まだ大学2年に上がる直前だった大城投手は、 8
回まで被安打1の12奪三振、 失点0という快投を演じたのです。 最終回に失点こそしまし
たが、それでも1失点の完投勝ち。 あの試合以来、大城基志の名は全国の関係者の間に
知れ渡る事となりました。そして今年の同じオープン戦。もちろん亜細亜大としては去年の
雪辱を狙っていたのでしょうが、3得点こそしましたが再び完投勝ちを許してしまい、結局返
り討ちに合う形になってしまいました。

170㎝の62kg。 投手としては非常に小柄で且つ細身の大城投手ですが、 その投球セン
スとマウンド度胸は抜きん出ています。肉体的資質における彼の将来性を疑問視する声も
多く聞かれますが、放るボールは体格と関係ありません。事実プロ野球界では大城投手と
同程度の体格のサウスポーが、結構活躍しています。今年は大学も3年生に上がり、アマ
チュアの野球選手としても油の乗る頃です。 是非春の九州地区を勝ち抜いて大学選手権
に出場して、全国の舞台で快投を演じて欲しいと願います。もちろんスカウトの間でも評価
の高いドラフト候補ですが、より高いレベルでの実績を残して更なる進化を遂げて欲しいと
思います。そして再来年、即戦力左腕としてプロの世界へ進んで欲しいと願います。


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アマ野球オープン戦3(名桜大学vs亜細亜大学)
http://neogaia.ti-da.net/e2029823.html

アマ野球オープン戦1(亜細亜大学vs沖縄電力)
http://neogaia.ti-da.net/e2012152.html


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Posted by neogaia at 01:46 │沖縄出身アマ