2007年05月21日

浦添商 vs 具志川商 (商業大会・決勝)


[今大会MAX146キロを記録した、浦商の2年生エース・伊波翔悟]


第18回沖縄県商業高校野球大会


▽優勝:浦添商業 / 準優勝:具志川商業


今年で18回目を迎えた沖縄県商業高校野球大会は、5月19・20日の2日間の日程で行われた。

決勝戦では、投打に勢いのある浦添商業が、長短18安打の猛攻で 強豪・具志川商を 粉砕した。
浦添商は2回表、先頭の投手・伊波が中前打。その後與座の中前打と野選で迎えた2死満塁の
好機に、漢那の中前適時打で先制。続く松本はライトの右へ2塁打を放ち2点追加。さらにパスボ
ールで1点追加した後、四球を挟み山城一の中前適時打で追加点。この回、打者一巡・5安打の
攻撃で5点を奪った。 具志川商は、その裏、先頭の諸見里が 左中間を破る3塁打で出塁した後、
続く新田が 三遊間を破り1点を返した。

浦添商は3回表には、上地俊の2塁打と稲嶺のタイムリーで1点。4回表には、右前打で出塁した
松本を宮平の3塁打で返し、更にパスボールも加わって、この回2点。8回表には、代打・島袋忠
の右前打と松本の遊撃強襲安打等で1死13塁の好機を作り、山城一の遊ゴロの間に1点を加え
た。そして最終回には、上地俊の中前打、稲嶺のタイムリー3塁打、松本・宮平の連続安打に山
城一の犠牲フライを絡めて3点を追加した。 具志川商は、久場の左中間安打や 諸見里の2塁打
等の7安打を放つなど 再三反撃を試みたが、浦添商・伊波の要所を抑えた投球と好守備の前に、
2回の1点のみに終わった。

具志川商の仲宗根輝・安慶名・諸見里と3人の好投手達は、浦添商打線の鋭い振りの前にKO。
完投した浦添商の伊波投手は、いつもの速球を抑えて制球重視の安定した投球。7安打2四球
7奪三振ながら、安心して見ていられる内容だった。

夏の大会まで1ヶ月を切ったこの時期に行われる商業大会は、本番に向けて 大いに弾みの付く
大会でもある。昨秋から着実に成長を続けている浦添商は、夏の本番での優勝候補の一角とし
て、充分な戦力アップを図っていると言えるだろう。 敗れた具志川商は、県内随一とも言える好
素材を揃えるだけに、今後の挽回を期待する。

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第18回沖縄県商業高校野球大会


▽決勝( 2007年5月20日 / 赤間ボールパーク )


浦 添 商 051 200 013 - 12
具志川商 010 000 000 - 1

(浦)伊波 - 宮里
(具)仲宗根輝、安慶名、諸見里 - 新田

三塁打=宮平、稲嶺(浦)、諸見里(具)
二塁打=松本、稲嶺、上地俊(浦)、諸見里(具)


□殊勲賞=稲嶺裕介(浦添商)
□敢闘賞=諸見里尚(具志川商)
□打撃賞=松本直樹(浦添商)・・・打率7割


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具志川商業・先発の仲宗根投手。ダイナミックなフォームで素質充分。





2回表、浦添商の攻撃。先頭の6番・伊波が中前打。猛攻の口火を切る。





2回表、浦添商の攻撃。1死2塁で、8番・與座も中前打で好機を広げる。





2回表、浦添商の攻撃。上地俊の送りバントが野選を誘い満塁となる。





2回表、浦添商の攻撃。2死後、2番・漢那が中前適時打。浦商が先制。





2回表、浦添商の攻撃。3番・松本はライトの右へ、2点タイムリー2塁打。





2回表、浦添商の攻撃。打者宮平の時パスボール、漢那が生還、4点目。





2回表、浦添商の攻撃。宮平四球後、山城一樹が中前適時打で、5点目。





2回裏、具志川商の攻撃。先頭の諸見里が左中間を破る3塁打を放った。





2回裏、具志川商の攻撃。続く新田の三遊間突破タイムリーで1点返す。





2回裏、具志川商の攻撃。新田の三遊間適時安打で、生還する諸見里。





3回表、浦添商の攻撃。上地俊の2塁打に続き、稲嶺が左中間へ適時打。





3回表、浦添商の攻撃。稲嶺の左中間タイムリーヒットで生還する上地俊。





具志川商業、3・4回は安慶名投手が登板。直球・変化球も良い好投手。





3回裏、具志川商の攻撃。3番・久場が左中間へクリーンヒットを放った。





4回表、浦添商の攻撃。宮平の3塁打で、右前打で出塁の松本が生還。





4回表、浦添商の攻撃。3走・宮平、打者・伊波の時パスボールで生還。





4回裏、具志川商の攻撃。先頭の諸見里が1塁線右へ2ベースを放った。





4回裏、具志川商の攻撃。新田が中堅へ大飛球を放つも、松本が好捕。





7回裏、具志川商の攻撃。先頭の山田馨がセンター前ヒットで出塁した。





8回表、浦添商の攻撃。代打右前打の島袋忠は、松本のヒットで2塁へ。





8回表、浦添商の攻撃。島袋忠のヒットに続き、松本も遊撃強襲安打。





8回表、浦添商の攻撃。山城一の遊ゴロの間に、3走・島袋忠が 生還。





具志川商業は、5回から諸見里投手が登板。将来性の高い、長身右腕。





浦添商業の伊波投手は、この試合制球重視で安定した投球を披露した。




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Posted by neogaia at 23:55 │沖縄高校野球