2007年03月14日

本日抽選会 (第54回沖縄県高校野球春季大会)

具志川商業高校グラウンド


3月21日(水)から4月3日(火)までの日程で開催される「第54回沖縄県高
等学校野球春季大会」の組合せ抽選会が、本日3月14日午後2時より、北谷
町の沖縄県国民年金健康センターで行われます。

大会の会場は、北谷公園野球場・沖縄市野球場・宜野湾市立野球場・浦添市
民球場の4球場です。開会式は3月21日午前9時に北谷公園野球場で行わ
れ、閉会式は決勝戦終了後に行われます。

大会の主催は沖縄県高等学校野球連盟、琉球新報社。後援は沖縄県教育委
員会、朝日新聞社となっています。

本大会の優勝校は、大分県で4月21日から開催される第120回九州地区高
等学校野球大会に派遣されます。本大会の上位4校は、夏の第89回選手権
沖縄大会のシード校になります。

抽選を前に、この大会の大まかな展望を述べたいと思います。


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今大会を占う上で参考になるのは、やはり秋季大会の結果。秋季大会優勝の
八重山商工は、船道・嘉数・金城賢と続く昨年からのメンバーで組む上位打線
は脅威。投手陣もエースの當山を軸に本格派の平安名・左腕の波平と数が揃
う。投打ともに力があるが、一冬越しての成長度が鍵。

準優勝の浦添商はエース伊波以外の投手陣がどれだけ伸びているか。打線
はスタメン9人中2年生が7人。若さと勢いがありチーム内の競争も激しく、こ
の冬で新戦力の台頭も見込まれる。今年のチームは実戦に強く、そつのない
試合運びが目立つ。まだまだ発展途上ではあるが、充分に上を狙える。

昨秋4強の宮古は、速球派の下地孝幸をはじめセンター与儀やショート上地
ら好選手が揃い、力がある。勢いに乗れば期待できる潜在力の高いチーム。

同じく4強の本部はエース比嘉将貴投手の制球が光る。縦のカーブを有効に
使い丁寧な投球を心がければ、上位チームを脅かす存在になるだろう。


浦添商・伊波翔悟投手
[昨秋の準優勝校・浦添商のエース伊波翔悟投手]


秋の大会は出場出来なかったが、沖縄尚学は実力No1の呼び声が高い。投打
ともに他を圧倒しており、戦力的に頭一つ抜ける。とりわけ投手陣は強力。2年
生右腕の東山巨投手と同じく2年生左腕の上原旦投手は沖縄トップクラス。また
3年生左腕の井戸康太ら素質充分の投手が揃う。打線も昨年からの主力、仲村
・伊是名・川上・松島・山城らが残り、2年の伊志嶺大地らは層が厚い。順当なら
最も頂点に近いチームと言える。

具志川商は栄門・諸見里・仲宗根ら好投手が複数おり、打線は県内随一の破壊
力を秘める。このチームはこれまでの実績に乏しいのだが、本来の実力を発揮
すれば一気に頂点まで駆け上がる可能性が高い。

昨夏の準優勝校・中部商は、昨年からの主力の強打者・島袋翔悟と大城亮を中
心に與座樹らの戦力は相変わらず高い。投手陣も昨秋に好投した蔵当一幸投手
や羽地淳平投手らがおり、やはり戦力的には県内随一と言える。

沖縄水産は大型右腕の大城正太投手がどれだけ成長しているか?打線は昨年
からの4番・金城勇貴捕手ら力のある選手が揃う。

興南は、強肩・強打の2年生・島井寛仁を中心に小濱健太郎・比嘉光国ら好選手
が揃う。糸満は上原、大城直の投手陣に、強打者・伊良部建を中心とした打線も
強力。前原も好投手・與古田をはじめ高い戦力を持つ。首里は昨年度からの注
目左腕・古城朝陽がおり、鍛えられたチーム。その他、普天間の現メンバーは1
年時から注目されていただけに最終学年の今年に期待が集まる。名護、宜野座、
沖縄工業、南部商、八重山、豊見城あたりも充分に上位を狙える。



八重山商工・金城賢司選手
[昨秋の優勝校・八重山商工のスラッガー金城賢司選手]


以上、主なチームの戦力等を大まかに挙げてみましたが、どのチームも一冬
越してどう変わっているのか、正直予測がつきません。上記に名前の挙がらな
かった高校が旋風を起こす可能性はもちろんあります。ただ、やはり今大会は
沖尚を中心に、上記に挙げたチームが絡んでくる展開になると思われます。




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Posted by neogaia at 02:22 │沖縄高校野球