2007年02月07日

下地中が初優勝

北谷球場

第4回県中学生選抜軟式野球大会は2月4日、南風原町黄金森公園野球場で決勝戦が行われ、宮古の下地中が延長9回特別ルールの末、八重山の石垣第二中を破り、初優勝した。

◇決勝

下   地 000 000 003 - 3
石垣第二 000 000 002 - 2

下)上地泰、洲鎌 - 洲鎌、上地泰
石)花城 - 宮良

▽二塁打 - 高橋(石

試合は8回までともに譲らず、0-0で9回延長特別ルール(無死満塁)に。下地は一死後、2番花城が四球を選んで先制。続く3番洲鎌大地が適時右前打、4番上地泰史の犠飛で3点を挙げた。投げては先発の上地泰と四回からロングリリーフした洲鎌の好投で勝利した。
石垣第二は初回に無死1,2塁、2回には高橋稜平の二塁打など毎回のように好機があったが、あと一本が出ず、1年生エース花城大輔の好投に応えられなかった。9回裏には3番古謝達也の中前打で2点を返すが、後続が続かなかった。
下地は第4回九州中学生選抜野球大会(3月24日、宮崎)に出場する。同大会では、神森、東風平と県勢優勝が続いている。
[2月5日/琉球新報夕刊より抜粋]

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離島勢同士の決勝戦となった今大会は宮古に凱歌があがりました。宮古島から部員13人で出場した小柄な下地ナインの初優勝は大変な快挙です。1日15キロのランニングなど高校野球顔負けの猛練習で培った粘り。大したもんです。

それにしても最近の沖縄中学野球界は、離島勢の活躍が目立ちます。昨年12月の第9回沖縄県中学校新人軟式野球大会では八重山の石垣中が優勝、7月の第58回県中学校野球選手権大会では宮古の北中が26年ぶりの優勝を成し遂げました(但し名護・東江中との両校優勝)。また硬式では八重山ポニーがポニー全国大会で準優勝しています。これも八重山商工効果でしょうか?

楽しみな選手も多くいます。北中・砂川幸乃輔投手や石垣第二中・大嶺翔太選手(祐太の弟)などは、高校野球での活躍が期待出来ます。もともと宮古・八重山の中学球児達は身体能力の高い選手が多かったのですが、卒業後は沖縄本島の名門高校野球部へ進んでいました。今、宮古は八重山に負けじと高校野球強化に取り組んでいるようです。実際、昨夏優勝・北中ナインのほとんどは地元高校へ進学して野球を続けるようです。

昨秋の秋季県高校野球大会では宮古高がベスト4(優勝は八重山商工)。八重山商工の金城賢司選手やドラフト候補の宮古・下地孝幸投手など好選手も目立ちました。今年も、沖縄野球界では離島勢から目が離せません。



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Posted by neogaia at 22:58 │沖縄中学野球






この記事へのコメント
おめでとうございます。
Posted by 与論中 at 2007年03月03日 22:55
与論中さん、ようこそ。
Posted by neogaia at 2007年03月04日 09:33