[２回に先制本塁打を放った、興南・山川大輔選手。 ※ 写真は県大会より]
山川が先制弾！興南が１５安打の猛攻で大垣日大に完勝、初の決勝進出！
雨で順延となった 第８２回選抜高校野球大会 （毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、３月２１日から１２日間）準決勝の二試合目は 大会１１日目の４月２日に行われ、九州地区代表の興南高校は、本塁打を含む長短１５安打の猛攻で東海地区代表の大垣日大（岐阜）を１０-０で下して、同校としては春夏通じて初の決勝進出を果たしました。
興南は島袋洋奨、大垣日大が２年生の葛西侑也と、両左腕エース同士の先発で始まった試合は、まず興南が先制。２回表の興南は、一死無走者から山川が右翼ポール際へへライナーで運ぶ先制本塁打を放つと、 死球と犠打で二死二塁とすると大城滉の中越え適時二塁打で１点追加。更に四球を挟んで二死一、二塁となったところで慶田城が左前適時打を放ち、この回３点を先取しました。 興南は３回表にも､ この回先頭の真栄平が 右越えの二塁打で出塁すると、 銘苅の右前安打で無死一、三塁とした後に山川が右越えの２点適時三塁打を放ち大垣日大先発の葛西をＫＯ。 更に代わった大垣日大・二人目の阿知羅拓馬に対しても伊礼が中越えの適時二塁打を浴びせ、この回も３点を挙げました。そして４回表には一死無走者から我如古の投手強襲安打と銘苅の左前安打で二死一、二塁とすると､ またもや山川が右前適時打､ そして伊礼も左翼線を破る適時二塁打で続きこの回計２点を追加、８‐０と試合の主導権を大きく握りました。
一方の大垣日大は､ 興南先発の島袋の前に ６回裏二死から森田が投手強襲安打を放つまでノーヒット。 そしてその後も大垣日大はチャンスらしいチャンスを得られないまま終盤まで進むと､ 興南が８回表にも国吉大陸の中前安打と我如古の左中間適時二塁打で１点を追加。興南は９回表にも 砂川の中越え二塁打と安慶名の中前適時打で１点を追加して､ この試合、計１０得点を奪いました。 投げては７回まで被安打２の無失点と快投を演じた島袋の後を引き継いだ左腕の砂川大樹が、残り２イニングを無失点と好投。 試合は１０‐０の大差で 興南が大垣日大を下して、 同校としては春夏を通じて初の、また沖縄県勢としては２００８年センバツの沖縄尚学以来２年ぶりの決勝進出を果たしました。
この日の興南は 本塁打など長打８本を含む計１５安打を放つなど圧倒的な強打を披露。中でも今大会絶好調の興南・我如古盛次はこの日も２安打を放ち、 これで今大会１７打数１２安打。大会記録の１３安打まであと一つと迫りました。
この日勝った興南は 大会第１２日目の最終日、４月３日の決勝戦で紫紺の大旗を掛けて日大三（東京）と対戦します。 決勝戦でも気持ちで負けずに チバリヨー、興南ナイン！
第８１回選抜高等学校野球大会・試合結果 （第１１日目）
▽2010年4月2日（金） 阪神甲子園球場
▽準決勝・第1試合 （開始：14:02、試合時間：1時間55分、観衆：20000人）
興 南（九州・沖縄） 033 200 011 - 10
大垣日大（東海・岐阜） 000 000 000 - 0
（興）島袋、砂川 - 山川
（大）葛西、阿知羅 - 時本
本塁打＝山川（興）
三塁打＝山川（興）
二塁打＝大城滉、真栄平、伊礼2、我如古、砂川（興）森田（大）
◇犠打 島袋（興）
◇盗塁 慶田城（興）
◇残塁 興8、大4、
◇併殺 興1（大城滉-国吉陸-真栄平）阿知羅＝8回、大1（長岡-小島-高田）真栄平＝1回
▽ボーク 阿知羅＝8回（大）
◇審判 田中(球)、西貝、藤野、野口(塁)
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第82回選抜高校野球大会の組合せ（毎日新聞.毎日jp）
http://mainichi.jp/senbatsu/10/etc/tournament/?inb=yt
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