[楽天から3巡目指名を受けた東京情報大・伊志嶺。写真はオープン戦より]
伊志嶺「打てる捕手に」/大学・社会人ドラフト
目標は 「打てる捕手」。 19日に東京都内で開かれたプロ野球の大学生・社会人ド
ラフトで、 楽天に3巡目指名された伊志嶺忠捕手 (北谷高―東京情報大)は、 プ
ロ入りに向け、早くも闘志を見せた。 1年時から4番を打つ強肩、強打の伊志嶺は、
球界を代表する名捕手だった野村監督の下でのさらなる飛躍を誓った。
強肩・強打・俊足 ノムさんの下で飛躍誓う
「希望通りで、うれしいです。 実感はわかないですが」。 楽天から指名を受けた捕
手・伊志嶺忠(北谷高―東京情報大4年)は、しっかりとした口調で話す。
テレビ中継で、 3巡目指名を知った伊志嶺。 「もっと後ろの方だと思っていたので、
びっくりした」。 本人は謙虚に語るが、 球界を代表する捕手だった 野村克也監督
の目にかなった実力は本物だ。
遠投115メートルの強肩。50メートル6秒2の俊足。 大学通算13本塁打、3年時
の千葉県大学秋季1部リーグでは打率4割2分の成績を残した。 パワーだけでな
く、左右に打ち分ける器用さも備える。 だが、 同大学の小島尚希コーチが評価す
るのは、その身体能力や技術だけではない。 「何よりも練習熱心。 精神的にも強
い」とプロ入りに太鼓判を押す。
それを裏付けるように、 伊志嶺は大舞台で戦うため、さらなるレベルアップを図る。
「捕手としては小さいほうなので、下半身を中心に鍛える。 打つのも守るのも全体
的に技術を伸ばしていきたい。目標は『打てる捕手』 の巨人の阿部選手」と力強く
語った。
[10月20日付 沖縄タイムス朝刊より抜粋]
東京情報大・伊志嶺忠の 楽天からの3巡目指名は、 沖縄野球ファンにとって非
常に 嬉しいニュースです。 北谷高校時代から 強打のドラフト候補として 注目を
集めていた伊志嶺。 東京情報大・小島コーチが仰るように 大学に進学してから
も その才能を 伸ばし続けたのは 本人の 弛まぬ努力が あったからこそでしょう。
本人も言うように 今年は春先に負った 右手有こう骨骨折の怪我で 公式戦出場
がほとんど無かったので、 指名に関しては 若干の不安がありました。 それでも
彼の実力を評価してくれた 楽天イーグルスには 感謝致します。 楽天には 去年
ルーキーながら正捕手の座を射止めた嶋選手がいます。 一つ上の嶋選手とは
今後とも お互い切磋琢磨して、 野村イズムを継承するような 素晴らしい捕手に
育って欲しいと強く願います。
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