[具志川vs前原:11回サヨナラの生還をする喜納大を迎える 歓喜の新垣]
二日目も延長の激闘!具志川が強豪・前原を下す!
延長引分け再試合では、宮古が浦添工を振り切る!
第90回全国高校野球選手権記念沖縄大会二日目の15日は、沖縄市野球場等で1回戦
6試合が行われ、連日の激闘が繰り広げられました。
沖縄市野球場で行われた第1試合 「具志川vs前原」 は、 延長11回の激闘となりました。
試合は、1回の表に前原が1死2塁から3番・津波古の二遊間突破中前適時打で先制。す
ると その裏の具志川は、2死23塁の好機で相手失策から すかさず1-1の同点に追い付
きました。 ところが5回表の前原は、長浜の右線二塁打で作った2死2塁から真川が右線
へ適時二塁打を放ち勝ち越すと、四球を挟み伊保が三遊間を破る左前適時打を放ち3-1
と点差を広げました。 しかし粘る具志川は、5回裏に2死12塁から喜納直の三遊間突破
適時打で1点を返し、更に喜納大の三遊間安打で2死満塁となった後、押し出しですかさ
ず同点に追い付きました。 勢いにのる具志川は、 6回裏にも 1死13塁から東泊が12塁
間を破る適時打を放ち、 4-3と遂に勝ち越しに成功しました。 一方の前原は6.7回と三者
凡退に抑え込まれましたが、 8回表 2死1塁から上原が左中間を破る適時二塁打を放ち、
同点に追い付きました。 その後は、 具志川先発の前濱元気と 前原3人目の1年生投手・
宮里勝輝がともに好投して譲らず試合は延長に突入しました。そして迎えた延長11回裏、
具志川は1死から喜納大が右前安打で出塁すると、犠打で2死2塁となったところで前濱
がライナーで中堅右へサヨナラ安打を放ち、激闘に決着を付けました。 前原は10回表に
1死3塁の 好機を作りましたが、 無得点に終わったのが響きました。 沖縄市野球場で行
われた第2試合「宜野座vs北山」は、宜野座が翁長良匡のランニング本塁打等の猛攻を
見せ、12-0の5回コールドで北山に大勝しました。続く第3試合「具志川商vs北部農林」
は、投打に安定する具志川商が7-0で北部農林に快勝しました。
糸満市西崎球場で行われた第1試合「八重山農林vs南風原」は、 八重山農林が4-2で
南風原を下しました。続く第2試合「南部工vs与勝」は、南部工が11-0の5回コールドで
与勝に圧勝しました。そして前日の開幕戦で延長15回引分けとなった「宮古vs浦添工」
は、 この日西崎球場の第3試合で再試合が行われました。 両チームの先発は、宮古が
2連投の垣花慶彦、そして浦添工はエース・運天ジョン・クレイトンでは無く、巨漢の比嘉
元樹を持ってきました。 試合は、 宮古が序盤に仲間俊や元長の適時打等で4点を挙げ、
試合を優位に進めました。 一方の浦添工は、 4回裏に 又吉尚の適時打等で2点を返し、
2-4と点差を縮めました。しかし宮古は8回表にも仲間俊の二塁打をきっかけに1点を加
え、益々点差を広げました。浦添工は9回裏に2死3塁から新里の二遊間突破中前適時
打で1点を返し3-5としますが、反撃もここまで。結局宮古が快勝して、二日間の熱闘に
決着を付けました。宮古のエース・垣花慶彦は二日連続の先発完投で投球数は285球
と、脅威のスタミナを披露しました。浦添工のエース・運天は5回途中からマウンドに立ち
好投を見せましたが、2年生屈指の本格派は一回戦で姿を消す事になりました。
大会3日目の16日は、北谷公園野球場と糸満市西崎球場で1回戦4試合が行われます。
[具志川vs前原:強豪前原相手に好投を演じた具志川のエース・前濱元気]
[宜野座vs北山:宜野座エースの宇良大志は北山打線を無失点に抑えた]
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